2018年も残り数日となったが、新年を春節（2019年は2月5日）で祝う中国では、12月になっても年末のムードとはまだまだほど遠い。この時期のイベントといえば、やはり「クリスマス」ということで、上海でも年々イルミネーションが目立つようになってきた。

【その他の写真】

百貨店やショッピングモール、ホテルやレストランなどで、それぞれ趣向をこらしたクリスマスツリーが登場している。夜になると、それらのクリスマスツリーがライトアップされて、キラキラと輝くイルミネーションも楽しめるようになった。ディスプレイを見てまわるだけでもテンションがあがる。

また、中国の伝統イベントではないクリスマスも、地元の若者たちを中心にイベントとして定着してきて、友人グループやカップルでクリスマスを楽しむ人たちも増えてきた。

上海でクリスマスツリーやオーナメントなどホリデーシーズンのグッズを調達するところといえば、小さなお店が密集している、豫園商城の問屋街だ。毎年、この時期には、カラフルでおしゃれなクリスマスツリー、リース、カード、おもちゃやディスプレイ飾りなどさまざまなグッズがところせましと店頭に並ぶ。種類が豊富で、値段も手頃なので、仕入れだけでなく、外国人駐在員や上海在住の日本人主婦にも人気が高い。

ただ、問屋街は、ごちゃごちゃと小さなショップがたくさん並んでいるので、お目当てのグッズを見つけるには、根気よく探すことが大事。いろいろ見てまわって、歩き疲れたら、ホリデーシーズン限定のドリンク＆グッズが販売されているスターバックスで一息入れるのもおすすめだ。クリスマスカラーで店舗も普段よりずっと華やかなディスプレイで、テンションもますますあがっていく。寒さの厳しい冬を迎える上海で、このホリデーシーズンの限定ドリンクはクリスマスイベントを盛り上げてくれる。期間限定のドリンクを毎年楽しみにしているファンも多い。

また、すでに毎年の恒例となっているが、12月24日と25日の夜のディナー。上海市内の人気が高いレストランやバーなどで、この2日間は完全予約制とか、クリスマス特別限定メニューのみ提供、などと少しイレギュラーになっていることが多いので、事前にチェックが必要になる。

クリスマスは、若者中心のイベントになっていても、ほとんどの百貨店やショッピングモールで、クリスマスセールが開催されるので、イベントに便乗したクリスマス商戦の恩恵を受ける消費者も多い。（提供/フライメディア）