中国企業によるM&Aが加速、買収プロセスが周到に―英紙

Record China    2012年12月14日(金) 9時47分

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11日、中国企業が海外における買収のペースを速めている。買収のプロセスも周到になりつつある。資料写真。

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2012年12月11日、環球時報(電子版)によると、英フィナンシャル・タイムズ紙は同日、中国企業が海外における買収のペースを速めていると報じた。石油の備蓄と航空機のリース、そして電動自動車に共通するものとは何か。

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本来ならさほど関連性の多くない産業だが、中国企業が重要な企業を買収しているという点で共通している。カナダ・ニクソンの中国海洋石油総公司による買収、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下にある米航空機リース会社インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)資産の大部分の中国企業連合による取得、米車載リチウムイオン電池メーカーA123システムズの万向集団による買収で、特にニクソンの買収は中国企業にとって過去最大規模となっている。

統計によると、2012年における中国による海外企業の買収総額は572億ドル(約4兆5760億円)に達しており、中国企業による基幹産業の買収は2013年も続くとみられる。特に自然資源の分野に集中すると予測され、ドイツの機械製造業からアルゼンチンや米国の銀行に至るまで買収が多様化するとみられている。

中国企業による買収が加速する背景には、中国企業に豊富な資金があることと、先進国の買収対象となっている企業の多くが苦境に立たされていることがある。中国企業による買収を不安視する見方も多いが、中国企業も周到な対応を取って反対をかわすようになりつつある。(翻訳・編集/岡田)

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