Record China 2019年12月2日(月) 9時0分
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28日、環球時報は、トロント・スターの記事を引用し、カナダが5G建設でファーウェイに援助してもらうべき5つの理由について分析する記事を掲載した。写真はバンクーバー。
2019年11月28日、中国紙・環球時報は、カナダ紙のトロント・スターの記事を引用し、カナダが5G建設で華為技術(ファーウェイ)に援助してもらうべき5つの理由について論じる記事を掲載した。
記事は、5Gの建設に関してカナダがファーウェイを採用しないように米国が圧力をかけていると指摘。もしファーウェイを採用すれば米国と疎遠になるリスクがあるが、ファーウェイを採用しないなら世界を変えるこの5G技術においてカナダが後れを取ることになると伝えた。
その上で、カナダがファーウェイを採用すべき5つの理由について記事は説明。その1つが「ファーウェイは5G分野で先行していること」。過去4年間の研究開発への投資はノキアやエリクソンより多く、2750件もの特許を有していると述べ、9月の時点ですでに5G基地局を世界中へ20万件出荷したと指摘した。ファーウェイの設備価格がライバル企業より20~30%安いのも魅力だとしている。
2つ目は「G7の中で他国に負ける可能性があること」。フランスがファーウェイの5G参入を禁止しないことを暗示しているほか、ドイツのネットワーク関連の責任者も「ファーウェイを排除すればデジタルネットワークの推進が後れることになる」と述べていると紹介。英国はファーウェイの5G建設参加を歓迎していると伝えた。
3つ目は「カナダに対するファーウェイの約束」。ファーウェイはカナダで1100人を雇用しており、大手通信事業者であるベル・カナダやテラスの主な供給会社となっていると記事は紹介。ファーウェイは世界中に21カ所の研究開発センターを有しているが、このうち6カ所がカナダにあり、ファーウェイは今年、1億8000万カナダドル(約148億円)の研究費を15%アップし、研究開発チームの人員を3分の1増加させることを発表したと伝えた。
4つ目は「安全であること」。記事はファーウェイが「中国はファーウェイに対してスパイ行為を行うよう要求したことはない」と述べたと紹介し、ファーウェイが設立されてから32年の間にこれに反する確かな証拠は1つも出ていないことが説得力を与えていると論じた。
5つ目は「ファーウェイは米中貿易戦争のカードとなっていること」。トランプ大統領がファーウェイとZTE(中興)のサプライチェーンを断ち切ると脅してから取り消したことを記事は指摘。米国は交渉におけるカードとしてファーウェイを利用しているが、米国の気まぐれな政策がカナダの現代化した通信システム追求を妨げるべきではないとの見方を示した。(翻訳・編集/山中)
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