Record China 2019年10月29日(火) 5時40分
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23日、新華社は、西側諸国はもっと中国に対する理解を深める必要があるとの中国問題専門家の意見を紹介する記事を掲載した。資料写真。
2019年10月23日、新華社は、ブルッキングス研究所ジョン・L・ソーントン中国センターの中国問題専門家、李成(リー・チョン)氏へのインタビュー記事を掲載した。
記事は、今月25日に中国・広州で開催される「中国を読み取る」国際会議に李氏が出席することを紹介。李氏はこの国際会議が中国を理解する窓口となると考えており、「このような会議に参加することにより、中国で生じている変化について理解したいと思っている」と語った。
その上で李氏は、「われわれのような西側諸国の学者は、中国に対する理解を深め、中国との交流を強化すべきであり、減少させるべきではない」との見方を示した。西側諸国の中には中国に賛同せず批判する人もいるが、率直な交流は必要だとし、「われわれはドアと窓を開けておくべきであり、一部の人が主張するように関係を断つようなことはすべきではない」と述べている。
これより前、李氏は浙江省烏鎮で開催された世界インターネット大会に参加し、中国の電子商取引と通信技術分野での急速な発展を感じたという。李氏は「中国の経済と社会、米中関係と世界の政治経済版図は大きな変化を経験している」とし、読み誤ることや誤解を防ぐためにこの変化についていく必要があるとの見方を示した。
また李氏は、米中間には多くの誤解や経済分野での対立が見られるものの、価値観や利益の面での一致も少なくないと指摘。「両国とも環境とエコの発展を重視しており、世界経済と金融の安定を望んでいる」と述べ、「価値観と利益の衝突を過度に強調すべきではない」と論じた。
さらに李氏は、中国が成し遂げた経済発展に言及し、貧困脱却においては「素晴らしい奇跡」を創り出したと称賛。中国の改革開放は新たな段階に入っており、これまでは西側企業の投資を引き寄せていたが、現在では中国企業が海外へ投資していると指摘した。
中国の提唱する一帯一路について李氏は、「世界の政治と経済の版図に大きな変化を与え、発展モデルにも変化を与えるものとなる」との見方を示し、そこから益を得るのは中国のみならず全世界に及ぶため、「さらに多くの西側諸国が参加するだろう」と語った。(翻訳・編集/山中)
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