香港歳時記:幸せいっぱいの香港の冬至

フライメディア    2018年12月25日(火) 21時20分

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去る12月22日に冬至が終わったばかり。香港での冬至については色々な説があるが、その中の一つが「冬至から陽気が戻ってくる」と考えられているので、この日を重要日と捉えて家族揃って食事をするのが慣わしになっているというもの。

去る12月22日に冬至が終わったばかり。香港に於いて冬至は一年の中で最も大切な日の一つとして考えられている。香港での冬至については色々な説があるが、その中の一つが「冬至から陽気が戻ってくる」と考えられているので、この日を重要日と捉えて家族揃って食事をするのが慣わしになっているというもの。

当日は多くの企業で仕事の就業時間を切りあげる。今年はちょうど土曜日にあたったが、例年ともに昼食後からは夕刻の間頃までに仕事を終了させる会社が多い。これは少しでも早くスタッフを帰宅させ、家族団らんの時間を設けるためである。日本では大事な日だからといって企業全体の就業時間が早まることは稀だと思うので、これは家族を大切にする香港ならではの慣例だと言えるのではないだろうか。

そして家族揃って夕食を取った後は、湯圓を食べるのも慣わし。これは胡麻味などの丸い団子が入った温かいスイーツだが、この丸い形状が家族円満を現したり、湯圓が再会を意味するという一説がある。

この日は、家族団らんで楽しくゆっくりと食事をする家庭が多いので、レストランやスイーツ店は大混雑する。湯圓はスーパーなどでも売られている為、自宅で食べるという人も多い。

そして冬至が終わると、クリスマスの祝日があるのでこの季節の香港はお休みムードでいっぱいとなる。ぜひこの季節はお祝いムードの幸せな雰囲気いっぱいの香港をお楽しみいただきたい。(提供/フライメディア)

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