Record China 2012年12月14日(金) 9時4分
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12日、北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射した。しかし、国連安保理の緊急協議では、中国だけが新たな制裁決議に反対したという。果たして中国の取るべき道は?写真は12日、ミサイル発射のニュースをインターネットで確認する中国人。
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2012年12月12日午前、北朝鮮が「人工衛星」との名目で発射を予告していた事実上の長距離弾道ミサイルが、同国北西部・東倉里の西海衛生発射台から発射された。
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北朝鮮の朝鮮中央テレビは同日昼に特別放送枠でこれを報じ、衛星が「予定された軌道に進入した」としている。CNNが米政府高官の談話として報じたところによれば、北朝鮮が投入したのは通信衛星とみられるが、安定した軌道に乗ったかは確認できていない。米国防省も、発射の成功については判断を保留している。
また、同日に開かれた国連安保理(15カ国)の緊急協議では、英米など6カ国の主張に対し、中国だけが新たな制裁決議に反対したという。中国の李保東(リー・バオドン)国連大使は「朝鮮半島の緊張を高める行動は取るべきではない」としている。
中国紙・環球時報は「朝鮮半島の激烈なあつれきは中国にも火の粉を飛ばす」とした13日付のコラムで、複雑な状況に置かれた中国の取るべき対応について、容易に制裁決議に賛同すべきではないとしている。北朝鮮と従来のような友好関係を保ちつつ、日米韓とも反目を望まない中国は、この局面において調停役という君子の役割を買って出たいところだが、それはかなわないだろう。誰にも不満を抱かせない対応方法は現在のところ見当たらず、朝鮮半島情勢が中国の経済発展を阻むような事態になってはならない。最終的には、朝鮮半島の攻撃の矛先が中国に向かないことを優先しなければならないだろう。
中国の北朝鮮戦略に疑問の声が飛んだとしても、容易に制裁決議に賛同してはならない。中国が取るべき行動は、独立と自立を一心に願う北朝鮮の現政権に対して、安心感を持たせることである。「中国の協力のもと、いかなる国家も北朝鮮に軍事制裁を与えない」。こうした保障によって信頼を勝ち取ることは、北朝鮮に対して核兵器と同様かそれ以上の抑止力を発揮するだろう。中国を悩ませる半島問題は、決して単独の“邪悪な権力”が引き起こした単純なものではないゆえ、中国はどんな混乱にあっても冷静を貫くべきである。(翻訳・編集/愛玉)
※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2012年12月13日付の新浪(SINA)ランキング1位の記事。
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