Record China 2012年12月16日(日) 12時19分
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12日、米紙ニューヨーク・タイムズはこのほど、記事「2013年、中国で注目すべき8つのトレンド」を掲載した。環境保護や外交など8つのポイントを指摘している。写真は中国人民解放軍の東シナ海艦隊。
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2012年12月12日、米紙ニューヨーク・タイムズはこのほど、記事「2013年、中国で注目すべき8つのトレンド」を掲載した。米華字メディア・多維新聞が伝えた。
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(1)成長の変化。2012年第4四半期から中国経済は好転の兆しを見せているが、財政出動に支えられた国有企業と大型工業企業中心の景気回復となっている。これを消費主体の成長に変えられるかがカギだ。
(2)新たな指導者。習近平(シー・ジンピン)総書記は就任後、「チャイニーズ・ドリーム」「中華民族の偉大な復興」など矢継ぎ早に重要講話を発している。経済改革、行政改革、そして政治改革に着手できるかがカギとなる。
(3)汚職撲滅。すでに汚職撲滅キャンペーンが始まり、多くの地方官僚が失脚した。しかし中国の汚職体質を変えるまでには至らないだろう。
(4)隣国との外交。尖閣諸島、南シナ海で中国は強硬姿勢を示し、隣国の不安を招いた。日本やフィリピン、ベトナムの緊張は高まり、ナショナリズムも高まりつつある。アクシデントが起きるリスクは高まっている。
(5)環境保護。世界で最も難しい環境保護問題を抱えているのが中国。クリーンエネルギー推進の目標を大々的に掲げているが、楽観視できる状況にはない。
(6)アクティビズム。環境問題は政治的アクティビズムを誘発している。環境問題のデモはあっという間に数万人もの人々を集める。権利に目覚めた市民たちといかに向き合うかが課題となる。
(7)ネットの圧力。中国のインターネットユーザーは2013年に6億人を突破すると推定されている。中国はネット検閲を実施しているとはいえ、彼らの声は大きな圧力として政治に作用することになる。
(8)海外投資。中国企業の海外投資が注目を集めているが、中国への警戒感から政治の介入により中国企業の買収が失敗する事例が相次ぐなど、摩擦も表面化している。(翻訳・編集/KT)
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