台北動物園のパンダ「団団」に感染予防のための歯の被せ物

人民網日本語版    2018年12月26日(水) 5時40分

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台北市立動物園は23日、同園で飼育しているパンダ「団団(トゥアントゥアン)」の歯髄腔からの感染リスクを防ぐため、金属製の歯の被せ物をかぶせる処置を施した。

台北市立動物園は23日、同園で飼育しているパンダ「団団(トゥアントゥアン)」の歯髄腔からの感染リスクを防ぐため、金属製の歯の被せ物をかぶせる処置を施した。中央社や聯合新聞網など台湾メディアの24日付報道を引用して中国新聞網が伝えた。

同園の広報担当・曹先紹氏は24日、「飼育員が9日、パンダ『団団』の定期訓練を行ったときに、左上の犬歯にヒビが入り流血しているのを発見した。12日に獣医、歯科医、麻酔医が共同でチェックした結果、『団団』の歯髄腔をそのままにしておくと感染するリスクがあると判断した」と紹介した。

曹氏は、「歯髄組織が損なわれる前に保護し、神経を活性化しなければならないと同時に、餌を食べる際に妨げになってもならない。そこで医師チームは、まず、歯髄の治療を進め、ばい菌によって炎症を起こしている歯髄の一部分を除去し、詰め物をした上で、23日にはチタン製の被せ物を歯にかぶせた。『団団』は、世界で初めて、歯に被せ物をしたパンダになった」としている。

雄パンダ「団団」は、2004年9月1日に四川成都パンダ基地で誕生し、4年後の12月23日、雌パンダ「円円(ユエンユエン)」とともに台北に引っ越した。2013 年には2頭のパンダの間に赤ちゃんパンダ「円仔(ユエンザイ)」が誕生した。2頭は台湾地区に引っ越してから、今年で満10年目を迎えている。(編集KM)

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