人民網日本語版 2018年12月31日(月) 6時30分
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中国では1990年代に生まれた「90後」の人々が騰訊理財通の年代別ユーザー規模でトップに立ち、2000年代に生まれた「00後」の人々はすでに老後資金を蓄え始めているという。写真は北京市民。
資産運用プラットフォームの騰訊(テンセント)理財通と騰訊金融科学技術シンクタンクが26日に共同で発表した報告書「騰訊理財通5周年ビッグデータ」によると、中国では1990年代に生まれた「90後」の人々が騰訊理財通の年代別ユーザー規模でトップに立ち、2000年代に生まれた「00後」の人々はすでに老後資金を蓄え始めているという。中国新聞社が伝えた。
同報告は騰訊理財通ユーザーの行為データを分析し、資金保有量、人々の地域分布、年齢、老後資金の準備状況など複数の角度から研究を進め、ユーザーの現状を明らかにしたもの。
ユーザーの年齢分布をみると、若年化の傾向がうかがえる。中でも90後の資金力は軽視できない。90後は人数が初めて70後(1970年代生まれ)と80後(1980年代生まれ)を抜き、ユーザー数最多の層になり、全体に占める割合は38%だった。次は80後の35%。また、成人年齢に達したばかりの00後が同プラットフォームを利用するようになり、ネット資産運用の仲間に加わった。
分析によると、80後が目下直面する生活の圧力が非常に大きい。年代別の住宅ローンおよび自動車ローンの利用者ランキングをみると、80後と70後が最も多く、ローン返済の中心層になっている。
また、80後と90後は老後への関心が非常に高く、同プラットフォームで年金基金を購入したユーザーのうち、80後、70後、90後が数は最多で規模も最も大きい。18歳になったばかりの00年代も老後資金を貯め始めている。同プラットフォームがこのほど発表した80後と90後の資産運用報告も「80後と90後の70%以上が20年後には老後の問題が誰の身にも降りかかる問題になるとの見方を示した。80後と90後は一般的に老後への危機意識が他の年代よりも高く、年金基金を最も積極的に申し込み、購入している」とし、こうした傾向を裏付けている。
騰訊理財通は2014年に微信(WeChat)の銭包(ウォレット)を通じて開設され、資金保有量は当初の0元から現在は5000億元(約8兆円)以上になり、ユーザーは1億5000万人を超えた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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