Record China 2018年12月28日(金) 15時20分
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28日、環球時報によると、エチオピアの航空会社で乗務員として働いていた中国人女性が、「社内でセクハラや暴行を受けたうえ、警察に逮捕される仕打ちを受けた」と主張したことについて、当該航空会社はこれを否定した。資料写真。
2018年12月28日、環球時報によると、エチオピアの航空会社で乗務員として働いていた中国人女性が、「社内でセクハラや暴行を受けたうえ、警察に逮捕される仕打ちを受けた」と主張したことについて、当該航空会社はこれを否定した。
女性が今月15日、自身の微博アカウントで掲載した告発文によると、女性は今年7月に仲介企業を通じてエチオピア航空での仕事に就いた。同航空は経費節減のために女性を1カ月の観光ビザで入国させたところ、4カ月の不法滞在になってしまったという。女性はまた「生理期間中に上司からセクハラを受けた。その録音を会社に提示したら、理由もなく解雇された」「職員から3回にわたり理由もなく暴行を受けて負傷した」などと主張した。
さらに、自動車に無理やり乗せられてCEOのオフィスに連行される、職員から消火器を噴射される、逃げ出すためにオフィスのガラスを割ったら警察に逮捕される、といった仕打ちを受けたと説明。逮捕された女性は、現地にある中国大使館の協力を得て釈放され、中国に帰国したという。なお、女性は証拠として傷付いた体の写真やビザ情報、録音した音声データも投稿している。
この告発に対して、エチオピア航空側は25日、環球時報の質問に回答。「女性は同社が募集した40人の中国人クルー研修生の1人だったが、会社のポリシーやエチオピアの法律に反する行為をしたために契約を解除した。ほかの研修生を攻撃する、オフィスの財物を破壊するといった行為は全てオフィスの監視カメラに収められている。これらの行為により、女性は警察に逮捕された。会社への謝罪文に署名したことで釈放され、中国に強制送還となった」と主張。セクハラについては「まったくの捏造(ねつぞう)だ」とした。
女性は同航空側の主張に対し、「CEOオフィスの監視カメラには、相手から強要された様子が録画されている。謝罪文への署名は、脅されて書いたもの」と改めて反論しており、双方の主張は真っ向から対立している。(翻訳・編集/川尻)
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