人民網日本語版 2018年12月28日(金) 19時50分
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心理学者は、記憶に絡む現象を研究する中で、「スマートフォンが広く普及し、利用されていることで、私たちの記憶に大いなる助けとなっている。
心理学者は、記憶に絡む現象を研究する中で、「スマートフォンが広く普及し、利用されていることで、私たちの記憶に大いなる助けとなっている。考えてみると、自分が利用している社交メディア上に蓄積された投稿の内容は、我々の記憶にとって多くの情報を提供してくれている。だが、社交メディアは、過去に起こった出来事に対する我々の記憶を捻じ曲げてしまう恐れがある。その原因の一つとして、『記憶回復誘発型健忘』と呼ばれる現象が関わっていることが挙げられる」と指摘した。海外メディアの報道を引用して北京日報が伝えた。
誰もが良く知る通り、我々が記憶を脳に留める際、記憶は「不安定」で「脆弱」なものに変わる。さらに、それに関連した記憶も捻じ曲げられてしまう。このため、ある出来事を思い出すために必要なひとつの要素が、我々の中のその細かな部分の記憶を強化する可能性がある。だが、それによって、自ら進んで覚えようとはしなかった関連情報を忘れてしまいがちになる。たとえば、SNSのある情報がある人の注意を1枚のウェディングフォトに導いた場合、その日にやらなければならなかった他の用事を忘れてしまうといったようなことが起きる。さらには、地図ナビ(アプリ)に依存しすぎると、自ら行き方を覚える能力が低下する例などは、あらためて言うまでもないだろう。(編集KM)
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