人民網日本語版 2018年12月30日(日) 23時30分
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中国の独身者の傾向として、都市青年は「独身に焦燥感」、小鎮青年は「仏系」という特徴があるという。写真は中国人男性。
2018年も終わりに近づき、婚活サイト「珍愛網」は、今年を総括した「2018年独身者調査報告」を発表した。同報告では、一線・二線都市に住む「都市青年」と三線・その他地域に住む「小鎮青年」の恋愛・結婚観の違いが分析されている。一線都市は、引き続き、独身者が多く住むエリアであり、彼らは、仕事が忙しく、ストレスが大きいといった特徴を備えている。これに対し、小鎮に住む青年は、自信がなく、社交性に欠ける傾向がある。「独身から脱出したい」という欲望は下降しており、「受け身」な姿勢の独身男女が7割を上回った。独身から抜け出すための主な方法は「お見合い」で、都市部の青年は「婚活アプリ」を、小鎮の青年は「親戚による紹介」を、それぞれ頼みの綱としている。恋愛・結婚相手に求める最低収入は、都市部の青年が8000元(約12万8000円)、小鎮の青年が3000元(約4万8000円)だった。北京晨報が伝えた。
■独身者の傾向:都市青年は「独身に焦燥感」、小鎮青年は「仏系」
珍愛網の調査データによると、「恋人いない歴」は、「3年以上」が最多で59.46%を占め、「2年(23.84%)」と「1年(16.7%)」がこれに続いた。このデータから、独身者の6割近くを占める「恋人いない歴3年以上」の人々にとって、独身から脱出することがますます難しいことが見て取れる。独身という状態に直面して、都市に住む独身者の約7割は、「ひとり者であることに焦りを感じている」と答え、「焦燥感」は、小鎮に住む独身者よりかなり強かった。
また、「独身から脱出しなければならない」という切迫感にも大きな差があった。統計データによると、「都市青年」のうち、「半年以内に独身から脱出したい」と答えた人は50%を上回り、うち30.71%は「1カ月以内に脱出したい」と答えた。このほか、「1年以内に脱出したい」は29.17%、「縁があればなので、時期は気にしない」は15.15%だった。都市青年と異なり、小鎮に住む青年のうち、「縁があればなので、時期は気にしない」とした人は約半数に達した。
■「独身脱出」の欲求下降、「受け身」が約7割
独身をめぐる個人的状況についていえば、「都市青年」であろうと「小鎮青年」であろうと、いずれも極めて受け身な姿勢となっている。珍愛網の統計データによると、独身男女の51%は、「自分が独身であることを自ら言い出すことはない」と答え、「自分が独身であることは、仲の良い友人にしか知らせていない」とした人は33%、「いつも独身であることの内容をSNSに投稿する、または、人と会うときは常に自分が独身であることを話す」とした人は1割にとどまった。また、独身脱出のための行動については、「人に誰か紹介してほしいと自ら頼むことはない」と答えた人は7割を上回った。
このほか、理想とする結婚年齢については、独身者はほぼ同じような意見を持っていた。統計データによると、独身男女のうち、「27歳から30歳が理想の結婚年齢」と答えた人は4割を上回り、「30歳から33歳まで」は3割を占めた。
■独身であり続ける原因:都市青年「仕事が多忙でストレスが大きい」、小鎮青年「自信も社交性もない」
珍愛網の調査から、都市青年が独身であり続ける主な理由は、「仕事が多忙で時間がない」が最も多く約4割を占め、「経済的なプレッシャーが大きい」、「交友範囲が狭く社交性に欠ける」、「恋愛経験が乏しい」などが続いた。
さらに掘り下げた研究によると、都市青年は、仕事に忙殺されて異性と付き合う時間がないという悩みを抱えている。独身青年のうち、「1日の就労時間は8時間以上」が5割を占め、「10時間以上」の人も19.63%に達した。一方、小鎮に住む青年では、「1日の就労時間は8時間以上」と答えた人は2割にとどまった。
■独身脱出法:「お見合い」がトップ
頼みの綱は、都市青年が「婚活アプリ」、小鎮青年は「親戚による紹介」
統計データによると、都市部に住む青年の主な「独身脱出法」は、「婚活サイト・アプリ」がトップで、「職場で知り合う」、「親戚や友人による紹介でのお見合い」が続いた。一方、小鎮に住む少年の場合は、「親戚・友人による紹介」と「婚活サイト・アプリ」が主な手段だった。このことから、独身脱出法のトップは「お見合い」であり、「お見合い」に至るまでのルートとして、一線都市青年は「婚活サイト・アプリ」を、小鎮青年は「親戚による紹介」をそれぞれ頼みの綱としている実態が浮かび上がった。
■結婚相手に求める条件の最低収入:都市青年は8000元、小鎮青年は3000元
統計データによると、結婚相手に求める条件について、都市部の青年は、「財産・収入」、「スタイル・容貌」、「共通の話題」を重視しており、「個人の能力」と「性格・気質」が続いた。小鎮の青年は、「性格・気質」をひときわ重視し、「共通の話題」、「個人の能力」、「家庭を大事にする」があとに続いた。このことから、大きな経済的プレッシャーにさらされている都市青年は、結婚相手に対して「財産・収入」を重視するが、小鎮の青年は「性格・気質」を第一条件として選ぶ傾向があることが判明した。
収入は結婚相手を選ぶ際の重要な条件だが、独身女性は相手の男性に対して、具体的にどれくらいの収入を求めているのだろう?統計によると、都市に住む独身女性が相手に求める最低収入は、「8000元から1万元(約12万8000円から16万円)」が最も多く5割近くを占め、「5000元から8000元(約8万円から12万8000円)」と「1万元から1万2000元(約16万円から19万2000円)」がこれに続いた。一方、小鎮に住む独身女性の場合は、「3000元から5000元(約4万8000円から8万円)」が最も多く、「2000元から3000元(約3万2000円から4万8000円)」と「5000元から8000元(約8万円から12万8000円)」が続いた。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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