中国が世界で9カ所目となる世界気象センターに認定―中国メディア

人民網日本語版    2018年12月29日(土) 5時20分

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中国気象局の劉雅鳴局長は「このほど世界気象機関から正式に世界気象センターとして認定され、世界に9つある世界気象センターの一つとなった。これは、中国の気象業務サービスレベル全体が世界トップ水準に達したことを示している」と述べた。写真は雪の上海。

中国気象局は27日、改革開放40周年を記念するテレビ電話会議を開いた。同局の劉雅鳴(リウ・ヤーミン)局長は、「改革開放から40年間で、中国気象業務サービスの現代化建設は目覚ましい発展を遂げ、天地を覆すほどの変化を経験した。われわれはこのほど、世界気象機関から正式に世界気象センターとして認定され、世界に9つある世界気象センターの一つとなった。これは、中国の気象業務サービスレベル全体が世界トップ水準に達したことを示している」と述べた。人民日報海外版が伝えた。

劉局長は、「改革開放から40年、中国は世界で最大規模を誇り、中国全土を100%カバーする総合気象観測システムを構築した。2400カ所の国家級地面気象観測ステーションはすべて自動化を実現しており、地域自動気象観測ステーションは6万カ所に達し、郷・鎮のカバー率は96%を占めるまでに至った。気象衛星「風雲」17基の発射に成功し、うち8基は軌道上で運用されている。新世代気象衛星レーダー「ドップラーレーダー」198台は緻密な気象災害観測ネットワークを構築しており、生態、環境、農業、海洋、交通、観光など専門気象観測定ネットワークがほぼ確立された」とした。

また、「中国は精密化された隙間のない現代気象予報予測システムを構築し、分刻み・時間刻みから月刻み、季節刻み、年刻み、さらには年代刻みの予報予測関連製品を発表している。世界レベルの天気予報は、10キロメートル単位の精密予測が可能となり、全国レベルのスマートネットワーク予報では5キロメートル単位、地域レベルの天気予報では1キロメートル単位までの予測できるようになった。台風、重汚染天気、砂嵐、土砂崩れなどに特化した気象予報業務サービスを実施している」と説明。

さらに「中国は、高速気象ネットワークと巨大な気象データベース、スーパーコンピュータシステムを構築し、気象高速ブロードバンドネットワークによる予報速度はMbps(ビット毎秒)単位、気象データ総量は約300TB(テレバイト)、高性能計算ピーク値は毎秒8000兆回に、それぞれ達している」と紹介した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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