2018年中国経済発展の8つの重大成果 海上大橋など

人民網日本語版    2018年12月31日(月) 18時40分

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港珠澳大橋の開通、北斗3号の基本システムネットワークの構築完成、高速鉄道の営業距離数の2万9千キロメートル到達、第1回輸入博覧会の成功など、数々のきらめいた瞬間を通じて、2018年に中国の経済建設が成し遂げた一連の成果が刻み込まれることになる。

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港珠澳大橋の開通、北斗3号の基本システムネットワークの構築完成、高速鉄道の営業距離数の2万9千キロメートル到達、第1回輸入博覧会の成功など、数々のきらめいた瞬間を通じて、過ぎゆく2018年に中国の経済建設が成し遂げた一連の成果が私たちの脳裏に刻み込まれることになる。「工人日報」が伝えた。

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では、2018年の中国経済発展の8つの重大成果を振り返ってみよう。

▽55キロメートル——世界最長の海上大橋が完成・開通

広東省の珠海市、香港地区、澳門(マカオ)地区を結ぶ、全長約55キロメートルの海上大橋が10月24日に正式に開通し、3エリアの移動にかかる時間が大幅に短縮され、「1時間生活圏」を構築した。

同大橋の出入境検問所がまとめた統計によると、同大橋が開通してからの2カ月間で、珠海の道路出入境検問所が検査した旅客はのべ290万人を超えた。このうち香港とマカオの住民の出入境者数が緩やかに増加し、うち香港住民が30%近くを占め、マカオ住民も大幅に増加した。

このスーパープロジェクトには「6つの最も」がある。スパン(支間)が世界最長、鋼構造物の橋体が世界最長、海底沈埋トンネル部分が世界最長であり、また世界の道路建設の歴史の中で技術が最も複雑で、施工の難易度が最も高く、工事の規模が最も大きいプロジェクトだ。開通により、中国の橋梁・トンネル建設が新たな段階に進んだことになる。

港珠澳大橋の料金所広場(ドローンによる撮影・梁旭)。

▽衛星19基——北斗3号の基本システムネットワークが構築完成

11月19日、中国は西昌衛星発射センターで「長征3号乙」ロケット(及び「遠征1号」上段)を使い、「1ロケット2衛星」方式で、測位衛星「北斗3号」の42・43基目を同時に打ち上げた。この2基は円軌道衛星と中国北斗3号グローバルシステムの第18・19基目のネットワーク構築衛星となる。この打ち上げにより、北斗3号の基本システムネットワークが予定通り構築された。

12月27日、中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室の室長を務める、北斗衛星ナビシステムプロジェクトの冉承其報道官は、「北斗3号の基本システムが構築され、その日から世界へのサービス提供を開始した。これは北斗システムのサービス提供範囲が地域から世界へ拡大し、北斗システムがグローバル化時代に足を踏み入れたことを意味する」と述べた。

▽2万9千キロメートル——高速鉄道の営業距離数が新たなブレークスルー達成

今年最後の1週間に、高速鉄道の新路線10本が相次いで開通し、中国の高速鉄道営業距離数は約2500キロメートル増加して2万9千キロメートルになる。新路線の開通により、一部都市間の旅客列車運行時間がさらに短縮される。

今年開通した新路線のうち、広東省の広州市、深セン市、香港地区を結ぶ広深港高速鉄道の香港区間が特に注目を集めた。9月23日に開通したこの路線は、香港特別行政区が中国高速鉄道ネットワークの仲間入りをし、高速鉄道の新しい時代が始まったことを意味する。香港と大陸部都市の間の「4時間観光圏」がさらに広がり、香港観光産業に大きなビジネスチャンスをもたらすことになった。

「中長期鉄道網計画」によると、2020年の鉄道ネットワーク規模は15万キロメートルに達し、うち高速道路は3万キロメートルになる見込みという。

▽1万2千本——中欧班列が15カ国49都市へ運行

このほど行われた国際定期貨物列車「中欧班列」の運輸協調委員会第3回全体会議が明らかにした情報によると、中欧班列はこのほど累計運行本数が1万2千本に達した。2018年1〜11月だけで5611本に上り、前年同期比72%増加した。通年の運行本数は6千本を突破する見込みで、「中欧班列建設発展計画2016-2020年」で確定した「年間運行本数5千本」の目標を2年前倒しで達成した。

中欧班列は運行する範囲が拡大を続け、中国では56都市、欧州では15カ国49都市へ運行する。輸送する貨物が初期の携帯電話やコンピューターといった情報技術(IT)製品から、衣類・靴類・帽子類、自動車・自動車部品、穀物、ワイン、コーヒー豆、木材・パルプ、家具、化学工業製品などへと広がりをみせる。

邯鄲市の貨物センター邯鄲拠点からまもなく出発する邯鄲からモスクワへ向かう「中欧班列」(11月28日、撮影・彭亜峰)。

▽140メートル——アジア最大の自動運航式ポンプ浚渫船がテスト航行に成功

6月12日、中国が独自に設計・建造したアジア最大の自動運航式ポンプ浚渫船の第1隻「天鯤号」が1回目のテスト航行に成功した。これにより「天鯤号」は浚渫作業の真の武器になるための重要な一歩を踏み出したことになる。

「天鯤号」は全長140メートル、全幅27.8メートル、最大浚渫深度35メートル、総浚渫ポンプ能力は2万5843キロワット、設計浚渫能力は6千立方メートル毎時、リーマーの定格出力は6600キロワット。「天鯤号」の登場により、中国が次世代の大型自航式ポンプ浚渫船を独自に設計・建造する能力を備えるようになり、このタイプの船舶のコア技術でブレークスルーを達成したことがわかる。

▽2年で5基——原子炉圧力容器の量産化を実現

11月29日、中国一重集団有限公司が製造を請け負った「国の重器」の一つである国産原子炉「華竜1号」の対英国輸出プロジェクトは、模範発電所となる中国広核集団による広西壮(チワン)族自治区の防城港原子力発電所の第2期工事で原子炉圧力容器の第1基の製造が完了し、「2年で原子炉圧力容器5基を製造し量産化を実現」という記録を打ち立てた。

「華竜1号」は中国が独自に開発・設計した第3世代原発で、安全指標と技術性能は世界の第3世代原発技術のトップレベルに達し、さらに中国の成熟した原発設備製造業システムを十分に活用して、設備の国産化率は90%に迫り、国内と国外の原発市場の技術ニーズに対応する。中国の「海外進出」の看板事業の一つだ。

▽578億ドル——第1回輸入博は量も質も充実

172の国・地域と国際機関が参加し、国内外から40万人のバイヤーが訪れて商談や調達を行い、展示面積は30万平方メートルに上り、300点・件を超える新製品と新技術が初めてお披露目され、取引額は578億ドル(1ドルは約110.6円)に達した。11月5日から10日にかけて開催された第1回中国国際輸入博覧会が達成したこうした数字から、博覧会の質と量の充実ぶりがうかがえる。

博覧会は「世界を買い、世界に売る」ための開放されたプラットフォームとなり、世界はここに「オープンマインド」の中国の自信と責任感をみることができた。

▽2135億元——「ダブル11」が消費型企業数千社を動員

11月12日午前0時、天猫(Tmall)の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)の最終的な取引金額が2135億元(1元は約16.1円)に確定し、前年比約27%増加した。

「ダブル11」はネットショッピング消費の急速な成長の縮図だ。データによると、今年1〜11月には全国の実物商品のネット売上高は6兆2700億元に達し、同25.4%増加し、社会消費財小売総額の増加に対する寄与度は44.1%に達し、ECは今や消費高度化を牽引する重要な原動力だ。

「ダブル11」は10年間の歩みの中で、ビジネスの奇跡を絶えず生み出すと同時に、それ自体が常に変化してきた。今年は単なるオンラインのイベントというだけでなく、オフラインに深く入り込み、さらに供給サイドへと延伸し、ブランドメーカー、スーパー、デパート、物流、金融企業など数千社が動員され、連動するようになった。(編集KS)

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