河南省の小学校乱入事件、国営テレビ伝えず=米銃乱射は報道、隠ぺい狙う?―シンガポール紙

Record China    2012年12月17日(月) 22時52分

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17日、中国河南省光山県の小学校で同14日、刃物を持った男が校内に侵入し、児童22人らに切りつけてけがを負わせた事件について、国営中国中央テレビは報じなかった。写真は被害にあった児童ら。

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2012年12月17日、シンガポール紙・聯合早報によると、中国河南省光山県の小学校で同14日、刃物を持った男が校内に侵入し、児童22人らに切りつけてけがを負わせた事件について、国営中国中央テレビ(CCTV)は報じなかった。同じ日に発生した米コネティカット州の小学校銃乱射事件はトップニュースで報道。同紙は評論家の話として「中国の官製メディアは、国内で起きた悲劇を米国の事件で覆い隠そうとしたのでは」と伝えた。

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河南省の小学校で起きた刃物男侵入事件で、地元政府はメディアの取材を一切拒否。国営新華社通信グループの簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)は「河南省光山事件についての当局の見解は、取材拒否・情報遮断」と表明した。さらに、地元教育局幹部が取材を拒む一方、事務所でゲームをしていたことが発覚。インターネット上では「米国の事件ではオバマ大統領が涙を流したのに、中国の役人はのんきに遊び、メディアは沈黙か」と批判の声が上がっている。

中国メディアは従来「国内が先、国際は後」の慣例により、ニュース番組で海外報道が後回しになるのが普通だった。転機となったのは1986年に起きた米スペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発事故。今回の銃乱射事件同様、各メディアはトップニュースで伝えた。(翻訳・編集/AA)

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