中国の高成長はもう終わったのか?「新人口ボーナス」で再び前進と専門家―中国

Record China    2012年12月19日(水) 8時32分

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16日、中国の専門家は中国が中所得国の罠に落ち込むのではとの懸念を一蹴している。写真は上海の金融街を歩く出稼ぎ労働者。

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2012年12月16日、北京大学社会科学学部主任、光華管理学院名誉院長の●以寧(リー・イーニン、●はがんだれに萬)氏は、鳳凰財経サミットに出席した。17日付でシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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2012年、経済成長鈍化という事態に直面した中国経済。外需など短期的な要因が問題との見解もある一方で、労働人口の増加という人口ボーナス、改革開放以来続いた改革ボーナスが終焉したためという長期的な要因が足を引っ張っているとの意見もある。

後者の場合、中国の高成長が終わりを迎えたのではと悲観的な見解もあるが、リー主任はその見解を否定。一般的な人口ボーナスが終焉したとしても、より高度な訓練を受けた人材の数が増える新たな人口ボーナスが始まること、さらには海水淡水化技術や砂漠の利用など今まで使えなかった資源が使えるようになる資源ボーナスが発生すると主張した。

低所得国から中所得国までは順調に成長しても、そこから先進国になることは難しい。これを「中所得国の罠」と呼ぶが、リー主任は中国は中所得国の罠を回避して経済成長を続けると分析した。(翻訳・編集/KT)

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