Record China 2012年12月18日(火) 11時13分
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14日、iPhone5が中国本土で発売。過去のiPhoneの発売日の賑やかさと比べ、iPhone5は寂しさが目立った。業界関係者は「iPhone5のイノベーション不足は消費者が静観を決め込んだ主因だ」と指摘した。写真は江蘇省南京市のiPhone5販売店。
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2012年12月14日、iPhone5が中国本土で発売された。過去のiPhoneの発売日の賑やかさと比べ、iPhone5は寂しさが目立った。業界関係者は、「iPhone5のイノベーション不足は、多くの消費者が静観を決め込んだ主因だ」と指摘した。これに応じるようにして、アップルの株価は下落し、10カ月ぶりの低値をつけた。広州日報が伝えた。
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中国本土で不評
アップルの新型iPhoneが数カ月遅れて中国本土で発売された。しかし行列ができた過去のiPhoneの発売日と比べ、iPhone5の発売日は寂しさが目立った。業界関係者の李陽(リー・ヤン)氏は、「iPhone5が中国本土で冷遇された主因は、アップル自身のイノベーション不足だ。iPhone4Sと比べ、iPhone5は消費者に新しい感覚を与えていない」と分析した。
李氏はまた、「今月14日より前に、HTCは最新のスマートフォンを発売し、ノキアも中国移動(チャイナ・モバイル)に特化した高級スマートフォンを発売した。その他のブランドもiPhone5に先駆け、事前に最新機種を発売した。これにより消費者の選択肢が増加した」と指摘した。
販売チャネルからの情報によると、iPhone5の中国本土の発売前、香港版・米国版iPhone5の中国本土における販売は盛り上がりに欠け、価格も当初の9000元(約11万7000円)から今月16日の4800元(約6万2400円)に低下した。
株価が27.70%下落
巨大な中国本土市場におけるiPhone5の正式発売は、「疲弊」したアップル株に力を与えなかった。今月14日の取引当日、アップル株はナスダックで3.8%安の509.79ドルとなり、2月17日から約10カ月ぶりの低値をつけた。同社の株価は9月21日に705.07ドルの最高値をつけたが、14日の取引終了まで、すでに27.70%下落した計算になる。
業界関係者は、「中国はアップルの世界2位の市場となったが、アップルの中国人に対する傲慢なアフターサービスには改善がない。中国消費者協会は、アップルのアフターサービスに傲慢な条項があると複数に渡り指摘しているが、アップルは依然として独りよがりな態度を崩していない。商品に革命的なイノベーションがなく、アフターサービスの満足度が極端に低いことから、投資家は今のうちにとばかりにアップル株の売却を開始した」と語った。
アップルの今後の業績予想、多くの調査会社はアップルの今後の業績を疑問視する報告書を発表した。
UBS銀行のアナリストのSteven Milunovich氏は、「2013年度のアップルの1株当たりの収益予想を、51.50ドル(約4321円)から47ドル(約3943円)に引き下げた。また2013年第1〜3四半期のiPhone販売台数予想を500万台に引き下げ、iPadの四半期毎の販売台数を200万台引き下げた。さらにアップル株の目標価格を、780ドル(約6万5447円)から700ドル(約5万8735円)に引き下げた。iPhone5は中国で発売されたが、当行の中国業界関係者を対象とする調査によると、iPhone5の販売台数がiPhone 4Sを上回らないとする見方が強い」と述べた。
さらに、PJCのアナリストのPeter Misek氏もまた、「アップル株の目標価格を、900ドル(約7万5516円)から800ドル(約6万7126円)に引き下げた」と表明した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山)
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