河南省小学校の児童刺傷事件、地元紙が謝罪「記事掲載で配慮欠いた」―中国

Record China    2012年12月19日(水) 8時1分

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17日、中国・信陽日報は、河南省光山県の小学校で起きた児童刺傷事件で、同日付1面に掲載した記事が同県の教育体制を賞賛する内容だったことについて、「事件被害者や家族を傷つけた」として謝罪声明を出した。写真は事件の被害児童。

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2012年12月17日、中国河南省の地元紙・信陽日報は、同省光山県の小学校で起きた児童刺傷事件で、同日付1面に掲載した記事「光山、人々を満足させる教育への取り組み」が同県の教育体制を賞賛する内容だったことについて、「事件被害者や家族を傷つけた」として謝罪声明を出した。新華網が伝えた。

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声明の概要は次の通り。

「児童22人が被害を受けた光山県の事件で、われわれは新聞人としての素養に欠け、職務責任も乏しく、12月17日1面で『光山、人々を満足させる教育への取り組み』と題する記事を掲載した。客観的にみて事件の被害者、家族を傷つけ、世論を誤った方向に導き、読者やインターネット利用者を尊重しない行為となった。われわれは読者に深く謝罪する。今回の失敗を重く受け止め、二度とこのようなことが起きないよう約束する。同時に今まで以上に職務にまい進し、読者の信頼を回復するよう努力する」

事件は14日、同県の小学校に男が侵入し、持っていた刃物で子供たちに次々切りつけ、児童22人らがけがをした。しかし、地元当局は事件についての取材を拒否。ネット上で批判が拡大していた。(翻訳・編集/AA)

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