中台の若者、ともに「競争力は中国本土が上」と認識=「就職事情厳しい」では一致―意識調査

Record China    2012年12月19日(水) 19時50分

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17日、中国本土と台湾で行われた調査から、双方の若者の間に横たわる価値観の類似点と相違点が見えてきたと、米メディアが伝えた。写真は2012年12月、中国・江蘇省揚州市で行われた職業学校生による技術コンテスト。

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2012年12月17日、ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)によれば、中国本土と台湾で行われた調査から、双方の若者の間に横たわる価値観の類似点と相違点が見えてきた。調査は1990年以降に生まれた若い世代を対象に行われた。

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調査は2012年10〜11月に、台湾の経済情報誌「天下(Common Wealth)」が中国本土と台湾の大学3〜4年生を対象に行ったもので、有効回答数は1906人。同誌の統計では、1990年以降生まれの若者は中国に1億9000万人、台湾に308万人いるとしている。調査結果によれば、中・台の回答者双方が、競争力の面で「中国本土のほうがより優位にある」と見ている。台湾の若者が評価する台湾の競争力は、中国本土と日本、香港、シンガポール、韓国に続くアジア6位だと感じているが、中国本土の若者が評価する中国の競争力は、香港に次いでアジア2位と感じており、台湾の競争力は5位と見ているという。人口の多い中国本土における競争社会の厳しさは「想像以上のもの」と感じている若者が台湾には多いようだ。

今後の経済見通しについては、中台双方とも「楽観できない」と感じており、就職活動は厳しいものになると見ている回答者がどちらも半数を超え、いずれも約3割の学生が外資系企業への就職を希望している。

また、中台間で「尊敬する人物」では違いが明確に出た。中国本土の若者が最も尊敬しているのは温家宝(ウェン・ジアバオ)首相だが、台湾では同地の外食最大手・王品グループを率いる戴勝益(ダイ・ションイー)氏が最も尊敬されているという。(翻訳・編集/岡田)

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