人民網日本語版 2019年1月5日(土) 10時10分
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国際貿易研究所の研究主幹を務める江原規由氏は人民網の取材に応じ、中国に興味を持ったきっかけ、中国を初めて訪れた際の印象、日中の今後の経済交流などについて語った。
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国際貿易研究所の研究主幹を務める江原規由氏は、1975年に日本貿易振興会(JETRO)に就職し、1977年に香港留学。その後、日中経済協会、ジェトロ・バンコクセンター駐在などを経て、1993年に大連事務所の初代所長に就任し、1998年に大連旅順市から名誉市民の称号を受け、海外調査部中国・北アジアチームリーダーとなった。このほど江原氏は人民網の取材に応じ、中国に興味を持ったきっかけ、中国を初めて訪れた際の印象、日中の今後の経済交流などについて語った。
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江原氏は1977年に香港に留学した際、改革開放を目の当たりにし、中国に関心を持った。79年3月、広州を訪れ、そこから昆明、重慶、武漢などに行き、その後香港へと戻った。これが江原氏にとって初の中国訪問となった。当時の中国は江原氏にとって、「モノクロ」な印象だった。外国人は当時あまりいなかったため、江原氏の姿を見た中国人の目には好奇心と輝きがあったという。
改革開放後、中国は以前の「モノクロ」な印象から色彩豊かな世界となった。現在、GDPの成長率に対する中国の貢献度は世界最大となっている。江原氏は、中国がここまで発展するとは思いもしなかったという。江原氏は、改革開放の国際化である「一帯一路」が世界に拡大していくとみており、中国が世界経済に大きく貢献することを期待している。
また、日中の今後の経済交流について、江原氏は「現在、第4次産業革命に突入しており、AI、モノのインターネット(IoT)、クラウドが発達している。中国はその中でトップランナーとなるだろう。また、そのような分野で日中が協力し、世界をリードしていく状況にできればいいと思っている。日中関係は改善の方向に進んでいるので、第4次産業革命の部分で日中が協力することに期待したい」との思いを語った。
日中が協力していく中で、江原氏は両国の人材交流が一番重要になると考えている。日本の人々が中国に、中国の人々が日本に足を運び、日本の企業の対中進出、中国の企業の対日進出をさらに積極的に行い、両国の経済交流を担う人材が日中間でますます増えていくことを願っているとした。
江原氏は今後の日中関係について、「日中関係は現在、経済分野において関係が良くなっていると感じている。今後は政治や国際舞台における日中関係が新しい世界に入ることが期待できる。日中関係の改善ができれば世界経済の貢献につながっていくだろう」とした。(提供/人民網日本語版・文/木村雄太)
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