Record China 2019年1月4日(金) 13時40分
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中国外交部の陸康(ルー・カン)報道官は3日の定例記者会見で、中国の海警船がベトナム漁船に何度も衝突したとされることに関する記者からの質問に答えた。
記者から「ベトナム側は、ベトナム漁船が西沙諸島の海域で中国海警船に何度も衝突され、捕獲した魚を中国側が持ち去ったと述べているが、この件に関するコメントは?こうした出来事は何回発生しているのか?中国が南シナ海で実施している『禁漁令』を同海域で作業するほかの国の漁船にも適用する根拠は?」との質問が出た。
これに対し、陸報道官は「1つ目の質問については、われわれが把握している状況によると、中国側の公務船はずっと中国が管轄する海域で通常のパトロールを行っていた。違法操業する外国籍の漁船に対して措置をするのは正常なことで、最低限度の法執行の方法だ。加えて、あなたが指摘したケースはごくまれだと理解している。知っての通り、隣接する沿海国家間で時折漁業紛争が発生するのはごく正常なことだ」と回答し、衝突したことや魚を持ち去ったことを否定しなかった。
さらに「われわれが把握した情報によると、中国・ベトナム双方の政府部門は、漁業の法執行に関して通常のコミュニケーションを保っている。時折発生する漁業紛争の状況に注目するよりも、もっと多く行われている中国とベトナム間の良好な漁業協力に注目するよう勧める。特に、海上での緊急事態の発生時に、双方が相手の漁民に対して多くの救助を行ったことなどだ。このような例は、あなたが先ほど述べた個別の状況よりもずっと多い」と反論した。
続けて陸報道官は、「あなたの言う禁漁については、中国は長年にわたり南シナ海で禁漁を実施してきており、これは海洋資源の保護と持続的な発展に有益だ。われわれは、関係するすべての国が中国と同じ方向に進み、『国連海洋法条約』を含む国際法に基づき、南シナ海沿岸国の義務を履行し、共同で南シナ海の漁業の持続的な発展を促進していくことを望む」と述べた。(翻訳・編集/山中)
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