Record China 2019年1月4日(金) 14時20分
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大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.14」那須川天心対フロイド・メイウェザーの試合動画が中国版ツイッター・微博で転載され、「中国ならでは」のコメントが続々と寄せられている。資料写真。
大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.14」那須川天心対フロイド・メイウェザーの試合動画が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で転載され、「中国人ならでは」のコメントが続々と寄せられている。
キックボクシングの神童と称される那須川とボクシング元5階級制覇のメイウェザーの一戦は、ボクシングルールでのエキシビジョンマッチとして実現した。体重差は5キロもあり、那須川にとっては圧倒的に不利な条件。結果は大方の予想通りメイウェザーの圧勝、1ラウンド139秒でのTKO決着となった。
微博アカウントの「YouTube精選」(※YouTubeの面白い動画を転載している)は1日、試合動画を投稿し、「ボクシング王者がどうやって金を稼ぐか見てみよう。体重で完全な劣勢だった那須川は139秒しか持たずに悲惨なTKO負け。メイウェザーはまったく力を使っていない様子でにやにやと笑みを浮かべ、試合が決していないにもかかわらずダンスまで披露した。彼はこの戦いで900万ドルを手にして去っていった」とツイートした。
ネットユーザーからは「中国人ならでは」のコメントが相次いだ。「日本人がやられるのを見るのは気分が良い」という声が散見される中、“いいね”が圧倒的に多かったのは「少なくとも日本人は俳優を雇ったりはしない」というもの。
背景には、昨年12月、中国で行われたキックボクシングの試合での八百長疑惑がある。ベトナム選手が中国選手のハイキックが当たっていないにもかかわらずダウンし、そのままKO。これを受け、中国メディアの澎湃新聞は「なぜ格闘技は『うそ』から逃れることができないのか」と題する記事を掲載し、八百長がまん延する中国格闘技界に切り込んだ。
那須川VSメイウェザー戦については他に、「子どもをいじめているような試合。階級が違うのにやるのは無茶」「サッカー選手が短距離走に出場するようなもの」「専門性もゼロ、階級も違う、完全に興行」などマッチメークに疑問を呈する声や、「日本人は本当に不可能に挑戦するのが好きなんだ。感動する」「俺はあの若者はすごいと思う。気迫も勇気もあった。壁にぶつかることが上に登っていく力になる」など、那須川をねぎらう声も見られた。(翻訳・編集/北田)
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