Record China 2012年12月21日(金) 10時19分
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20日、丹羽宇一郎前駐中国大使は東京で行われた昼食会で、日中関係を改善し、戦争を防ぐには、日本が尖閣諸島に主権争いが存在することを認めるしかないと述べた。資料写真。
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2012年12月20日、丹羽宇一郎前駐中国大使は東京で行われた昼食会で、日中関係を改善し、戦争を防ぐには、日本が尖閣諸島に主権争いが存在することを認めるしかないと述べた。日本新聞網が伝えた。
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丹羽氏は、「領土問題は複雑な問題であり、数日間で解決できるものではない。白か黒かで判断しようとすれば、戦争しかない。日中間で戦争が起こっても、誰も得をしない」とコメントした。
また、丹羽氏は2011年に発生した福島第一原発の事故になぞらえて「臨界点」という言葉を使い、「『臨界点』をコントロールして、災害を発生させないことが最も大切だ。尖閣問題で日中政府が行うべきは、臨界点を超えさせないようにすることだ。臨界点は軍隊が出ることだ。軍隊が出ればもう引くことができなくなる」と強調した。
丹羽氏は尖閣問題の解決について3つのことを行うべきだと述べた。1つ目は、「尖閣はこちらに属する」という「白か黒か」の議論をやめること。2つ目は、尖閣に主権争いが存在すると認めること。3つ目は、両国の政府がどうやって尖閣および日中関係を改善するかといった問題について話し合うことであるとした。
丹羽氏は最後に、「2013年の春以降は、日中関係に暖かな春の風が吹くだろう」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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