中国と貿易戦争しても、米国は永遠に勝てない―米メディア

Record China    2019年1月9日(水) 5時20分

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7日、米華字メディアの多維新聞は、米国は中国と貿易戦争しても永遠に勝てないとする米CNNの報道を紹介した。資料写真。

2019年1月7日、米華字メディアの多維新聞は、米国は中国と貿易戦争しても永遠に勝てないとする米CNNの報道を紹介した。

CNNは3日、「なぜ米国が中国との貿易戦争に勝つことは永遠にないのか」と題する記事を掲載。この中で、「過去数十年にわたる関税の減少と貿易障壁の緩和により、世界的な供給チェーンを強化し、世界的な貿易の大幅な増加を推し進めてきた。しかし、今の状況は逆戻りしており、米国が考える『公平な貿易』を実現するため、いくつかの経済体と貿易摩擦が発生しているが、特に中国との衝突が激しく、余計な関税が発生した」と伝えた。

その上で、「米国は購入者で中国は販売者であるため、最終的に中国が貿易戦争に負けると考える人もいるが、実際のところこの観点は誤っている」とし、「関税は、最終的に両国の利益を害することになる」と論じた。その理由について記事は、「関税を課された製品の多くが簡単に代替品を探せるわけではなく、購入者は高い値段で買い続けなければならなくなるから」とした。

さらに、「米国は中国の『市場参入と知的財産権』を問題としているが、これらは強制的な関税ではなく、世界貿易機関(WTO)との協力を通して協議して解決すべき。関税をかければ中国からの反撃を受けることになるだけ」と主張。「貿易戦争において、中国は関税以外にも多くの対抗手段を持っている」と論じた。

また記事は、「双方が長期にわたって駆け引きをしていることや、トランプ大統領が再選を目指す大統領選挙まで2年を切っている現在の状況は非常に懸念される。経済が大きな打撃を受ければ、米国は最終的に投降するかもしれない」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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