人民網日本語版 2019年1月9日(水) 21時20分
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東京都健康長寿医療センターの研究チームは、「ジョギング、サイクリング、ゴルフなどのスポーツは、身体機能の向上に大いに役立つが、ダンスは唯一、高齢者の日常生活における対応力を高める運動である」ことを発見した。
東京都健康長寿医療センターの研究チームは、「ジョギング、サイクリング、ゴルフなどのスポーツは、身体機能の向上に大いに役立つが、ダンスは唯一、高齢者の日常生活における対応力を高める運動であり、特に、高齢の女性にとって生活における自立の度合いを高めるのに有益である」ことを発見した。生命時報が伝えた。
研究チームは、75歳から84歳の高齢女性1千人を対象とした8年間におよぶ追跡調査を実施。被験者は、ウォーキング、球技、水中運動、太極拳、ヨガなど16種類のさまざまな運動を実践した。調査研究の初期、被験者は全員、自立した生活を送り、日常生活のこまごまとした事を何の問題もなく行えていた。だが、調査期間が長くなるにつれ、約8分の一の高齢者が、程度の差はあるが、自分で身の回りのことができなくなった。分析によると、ダンスの練習を続けていた人は、日常生活に関する優れたスキルを保持し、散歩・入浴・食事・着衣・トイレなどの日常活動において他者による支援を必要とする可能性は73%低かった。一方、他のスポーツでは、ダンスによるものほど明らかな効果は得られなかった。
研究チームは「ダンスをするためには、バランス能力・筋力・持久力などの身体機能だけではなく、認知機能の調整も必要となる。高齢者がダンスをする時には、音楽のリズムやパートナーとの協調を無意識に行っており、これによって適応力や注意力がアップする。優雅で流れるような動きの練習や振り付けを覚える練習によって、記憶力も高まる。これらの要素はいずれも、彼らの生活面での自立を高めるのに大いに役立つ」としている。(編集KM)
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