Record China 2019年1月11日(金) 12時10分
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中国の旅行情報サイト・馬蜂窩は8日、日本の一般社団法人アニメツーリズム協会と提携することを発表。中国人観光客に向けて「聖地巡礼」の旅行資源を提供すると表明した。
中国の旅行情報サイト・馬蜂窩(マーフォンウォー)は8日、日本の一般社団法人アニメツーリズム協会と提携することを発表。中国人観光客に向けて「聖地巡礼」の旅行資源を提供すると表明した。
中国では近年、人気アニメの舞台となった場所やゆかりのスポットを巡る「聖地巡礼」が新たな海外旅行のトレンドになっており、中でも日本は一番人気の目的地になっている。同協会が昨年行った「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」の人気投票では75%が海外からで、中国、台湾、香港が多かったという。
また、馬蜂窩のデータ研究センターがまとめた中国人観光客に人気の「アニメ巡礼地トップ10」はすべて日本の作品がランクイン。1位は「スラムダンク」(神奈川)、2位は「ワンピース」(東京)、3位は「ドラえもん」(東京)だった。以下、「千と千尋の神隠し」(東京)、「君の名は。」(東京/岐阜)、「秒速5センチメートル」(東京)、「夏目友人帳」(熊本)、「言の葉の庭」(東京)、「蛍火の杜へ」(熊本)、「名探偵コナン 迷宮の十字路」(大阪/京都)となっている。
なお、「聖地巡礼」は中国国内でも行われているそうで、人気の高い都市トップ5は北京市、浙江省、チベット、重慶市、海南省となった。
馬蜂窩によると、普通の旅行と比べて「聖地巡礼」に出掛ける観光客の旅行消費は多め。交通や飲食、宿泊のほか、アトラクションなどの「体験」により費用をかける傾向があるという。主力は若者で、(被調査者のうち)90年代生まれの60%、80年代生まれの54%が「聖地巡礼」をしたことがあると回答。90年代生まれは47%が複数回経験していた。
観光立国を掲げる日本は昨年、外国人観光客が初めて3000万人を突破した。主力は中国や台湾、韓国などで、こうした国・地域は日本アニメが人気の場所でもある。目標の4000万人達成へ向け「聖地巡礼」が鍵になりそうだ。(北田)
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