人民網日本語版 2019年1月10日(木) 18時20分
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阿里巴巴(アリババ)は8日、傘下の天猫や淘宝、閑魚、阿里文学などのプラットフォームの統計を基にした「2018中国人読書報告」を発表。中国人の読書に関するさまざまなデータを明らかにしている。
阿里巴巴(アリババ)は8日、傘下の天猫や淘宝、閑魚、阿里文学などのプラットフォームの統計を基にした「2018中国人読書報告」を発表。中国人の読書に関するさまざまなデータを明らかにしている。中国新聞網が報じた。
報告によると、書籍の購入が便利になっているほか、電子書籍の普及を背景に、中国の読書人口の増加が顕著で、読書時間も目に見えて長くなっている。2018年の読書人口は約3000万人増えており、2018年において淘宝や天猫、閑魚、阿里文学などのプラットフォームで本を買ったり、読書したりした人が読んだ本の数は一人当たり平均1冊増え、紙媒体図書を一人当たり平均5.5冊購入した。
読書人口トップは上海
「読書報告」は中国の「読書地図」も描き出している。「読書地図」を見ると、中国で読書人口の割合が最も高いのは、依然として沿海の発展した省・市となっている。18年、図書を購入した人が最も多かったのは依然として上海で、読書人口が最も多い都市だった。上海の人が好む本を見ると、仕事関係や外国語の書籍、輸入本が人気で、中国の他の省・市とは大きく異なっていた。
また、各世代のユーザーが好む図書を見ても、おもしろい傾向を見つけることができる。例えば、00後(2000年以降生まれ)には、英語四・六級試験の参考書が人気であるのに対して、90後(90年代生まれ)には、出産や育児、心理学系の書籍が人気となっている。
古本の売買が盛んに
報告の統計によると、18年は古本などの売買などが盛んに行われた年となった。フリマアプリ・閑魚では、売却、贈与する形で古本のやり取りが行われた。同年、古本の一人当たりの平均取引数が最も多かった都市トップ3は、広東、上海、北京で、それぞれ1.59冊、1.11冊、1.08冊だった。
閑魚が描き出している「知識の流動地図」を見ると、多くの図書が沿海の省・市から中・西部の省・市に移動している。うち、18年、流入した図書が最も多かった都市トップ5は、四川省、重慶市、湖北省、湖南省、河北省だった。
「80後」と「90後」が読書の主力に
「読書報告」によると、「90後(1990年代生まれ)」は依然として中国の読書の主力軍となっている。18年、天猫と淘宝で本を購入した人のうち、「90後」は37%を占め、38%の「80後(80年代生まれ)」とほぼ肩を並べている。
読書の方法を見ると、「90後」のチョイスは多元化しており、電子書籍を選ぶ人のうち46%が「90後」と、ほぼ半数を占めている。
電子書籍と紙媒体図書のどちらを見ても、中国の図書市場や読書環境はいずれも秩序よく、健全に成長していることは人々を喜ばせている。読書報告によると、18年、中国図書消費者は前年比19%増となり、読書人口は前年比で約3000万人増えた。それに伴い、天猫、淘宝の図書の販売数も17%増と、急増した。(編集KN)
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