2012年12月21日、中国共産党中央軍事委がこのほど発表した「中央軍事委の風紀強化における規定10項目」の中で、豪華な接待宴会を禁じられていることが分かった。中国国営・新華社の報道。

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既定の詳細は、賓客接待において1）飲酒、2）レッドカーペットなど貴賓用の高級じゅうたんの使用、3）花かごなどの使用、4）兵士らによる歓迎の隊列などを禁じている。

これを受けて、さっそく下落に転じたのは高級酒市場。中国を代表する高級白酒（焼酎）「茅台酒（貴州省産）」の株価は5．55％、「五粮液（四川省産）」「汾酒（山西省産）」などは3％近く下げた。中でも茅台酒は、1営業日にして流通株式時価総額を125億元（約1625億円）目減りさせた計算になる。これまで、政府や軍関係、国営企業の宴会には欠かせないとされてきた“国酒”の茅台酒は見せしめ的な標的となっており、その売り上げに深刻な影響を及ぼしそうだ。(翻訳・編集/愛玉)