2019年1月10日、米華字メディア・多維新聞は、ノルウェー政府が第5世代（5G）通信インフラ調達対象から中国通信機器大手ファーウェイ（華為技術）を外す検討をしているとする、英ロイターの9日付報道を伝えた。

記事によると、ノルウェーのワラ司法相が同日、他の西洋諸国同様にファーウェイの設備を同国の5G通信ネットワークインフラ調達対象から外す検討をしていると明かした。記事は、「ノルウェー政府は通信機器のアップグレードを前に、電気通信業界に潜むリスクの低減を目的として各種の措置について検討中である」と指摘。同司法相は「われわれは米国や英国と同じ憂慮を抱いている。すなわち、わが国の個人や国家に対する諜報活動だ」と述べたという。

一方、この発言に対して同社のノルウェー支社は「当社の設備に対して詳細な検査測定を実施し、ノルウェーの5Gネットワークにおいて安全な製品を提供できることを証明してもらいたい」とのコメントを出している。（翻訳・編集/川尻）