Record China 2019年1月13日(日) 21時20分
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13日、中国のネット上にこのほど、仙台市を訪れた中国人観光客による旅日記が掲載された。写真は作者提供。
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2019年1月13日、中国のネット上にこのほど、仙台市を訪れた中国人観光客による旅日記が掲載された。以下はその概要。
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仙台に到着すると、この街のにぎやかさがはっきりと感じられた。とはいえ、それは東北地方の他の街と比べてのことだ。中国の鉄道駅は汚いが、日本のそれは都市の活力だ。日本の各都市の鉄道駅はみな、遠くからやってくる人々に、地元の文化を独特なスタイルで伝えることに力を入れている。それは地元の人たちにとっても恩恵が大きい。もし私が帰省列車から下りてすぐになじみのあるものを目にしたら、この上ない親しみを感じるだろう。聞いた話によると、日本の空港の税関職員は帰国した日本人に「おかえりなさい」と声を掛けるという。簡単な一言だが、とても心がこもっているように思う。
中国の文豪の魯迅に「藤野先生」という作品がある。仙台が舞台のこの作品は、中国の中学生が教科書で暗唱しなければならない文章の一つだ。中国人にとって仙台という街の知名度の高さは想像を超えるものだ。タクシーの運転手は、沿道の名所を流暢な英語で丁寧に紹介してくれた。運転手が熱心に推薦してくれた大崎八幡宮などの神社にはそれほど興味をひかれなかった。だが東北大学に到着すると、とても興奮を覚えた。学内には魯迅の記念展示室がある。あちこちに「就職率全日本トップの大学」と書かれた看板がある。これは相当に誇るべき成績なのだろう。
東北大学は魯迅の母校だ。日本人も魯迅をとても尊敬しているようだ。キャンパス内には、魯迅の像があり、「階段教室」や当時の成績表なども保存されていた。外国の一流大学の中に、100年前の1人の中国人留学生を記念した資料館が常設されている。中国人としてとても誇らしく感じられた。
正門からほど近い所に、古びた木造の建物があった。魯迅の下宿先だ。地元自治体にはぜひ、見学する中国人観光客のためにこの建物を改修してほしいと思った。なぜならそこは中国人にとって最高の観光名所なのだから。
少し残念な気持ちで魯迅故居跡を後にすると、近くにカフェを見つけた。マスター夫婦が心をこめてコーヒーを淹れていた。飾られていたコーヒーカップはどれも日本の陶芸家によるものだという。スイーツやアイスクリームは奥さんのお手製だ。このカフェは仙台の旅におけるサプライズだ。先ほどの残念な気持ちを十分に補ってくれた。(翻訳・編集/柳川)
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