Record China 2012年12月28日(金) 13時44分
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26日、台湾紙の記者がこの日に全線開通した中国の高速鉄道「京広高鉄」の上り1番列車に乗車し、その体験記を同紙に掲載した。
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2012年12月26日、台湾紙・蘋果日報(アップルデイリー)の記者が、この日に全線開通した中国の高速鉄道「京広高鉄」の1番列車に乗車し、その体験記を同紙に掲載した。
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午前7時56分(現地時間)、深セン北駅から「京広高鉄」上り1番列車に乗り込む。2等座席は9割ほど乗客で埋まっていた。北京までの約10時間、静かで揺れの少ない車内で乗客にインタビューを行ったが、インターネット接続は断続的につながらず、Wi−Fiのサービスもなく、電話もつながらない。
記者が乗った最も安い2等座席は、北京までの片道980元(約1万3500円)。椅子と椅子の間隔は狭く、足を伸ばすことはできない。車内にはなんの娯楽もなく、備え付けのテレビには旅行会社のCMしか流れない。仕方ないのでお菓子を食べたり、トランプで遊ぶしかない。一番高いビジネスクラスの座席は2927元(約4万400円)で、飛行機のファーストクラスのようにゆったりとしており、快適に過ごせる。この座席は牛皮製で1脚23万元(約315万円)もするという。
2等座席には豪州から観光客が乗っていたが、乗り心地については「快適だ」と答えた。車内食堂には4人掛けのテーブルが10卓しかなく、お昼時には満席に。メニューは鶏肉飯と玉子麺だけで、麺はすでに売り切れ。36元(約500円)支払って冷たくなった鶏肉飯を買い、座席に戻って食べた。中国鉄道部の公式サイトでは「高速鉄道列車内では中国各地の名物料理が味わえ、特産品も買える」とうたっていたが、実際はまだまだ。
寒い北京に向かっているのに車内は暖かい。2等座席の車両は空気が流れておらず、温度は20度以上。乗務員に「暑い」と訴えても、「空調は中央がコントロールしている」という理由で変化なしだ。深センは16度、北京はマイナス7度。車内温度がこれほど高ければ、北京は冷蔵庫の中にいるような感じがするはずだ。短時間では適応できそうになかったが、北京到着が27分遅れてくれて助かった。(翻訳・編集/本郷)
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