ワイン消費量急増も、中国には真のワイン文化が欠落している―米紙

Record China    2012年12月29日(土) 7時30分

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26日、米紙は、中国ではワインの消費量が急速に増加しているものの、真のワイン文化が欠落している、と指摘した。写真は上海のワイン販売店。

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2012年12月27日、環球時報によると、米紙ウィメンズ・ウェア・デイリー(WWD)は26日、中国ではワインの消費量が急速に増加しているものの、真のワイン文化が欠落している、と指摘した。

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中国では最近10年間でワインの消費量が大きく伸び、国内にワインメーカーが大量に出現した。国際ブドウ・ワイン機構(OIV)によると、中国のワイン消費量の85%は国内産で、その大部分は河北省や寧夏回族自治区、山東省などに分布する数万カ所の小規模ワイナリーが生産した、名前を聞いたこともないような低価格ワインだという。

では、有名な中国ワインを作り出すために、欠けているものは何だろうか?ある専門家は「ワイン文化である」と答える。中国産ワインは、10年前にはまだ口に合うような味のものが少なかったが、今では富裕層だけでなく、かなり広い層の食卓にも上るようになっている。英国の調査会社、国際ワイン・スピリッツ研究所(IWSR)は、中国人1人当たりの年間ワイン消費量は現在の1〜1.3リットルから3年以内に同2リットルまで増加し、その大部分を国内産の低価格ワインが占めると予測している。

一方、ワイン投資家や高級ワインの愛好者からみると、数百年の伝統を持つ欧州産ワインは替え難い価値と品質を誇っており、中国のワインメーカーが欧州のワインメーカーに追いつくことは容易ではない。

報道によると、中国の富豪がフランスの有名ワイナリーを買収しているが、こうした行為は彼らが良好なワイン文化の中心となる代替不可能な要素が一夜にして中国に出現することはあり得ないことを意識している表れかもしれない。(翻訳・編集/HA)

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