在日米軍は先月、5分50秒ほどの映像(The Mission of US Forces Japan)をホームページとYouTubeで公開した。映像で在日米軍は、東アジア地域の状況について「この地域の特徴は数十年、数百年に及ぶ領土紛争」と説明し、地図に竹島や尖閣諸島などを表示した。これについて韓国メディア・世界日報は「独島(竹島の韓国名)を領土紛争地域と紹介するのは、日本政府の主張を一方的に反映させることであり、米韓同盟にも悪影響を及ぼしかねない」と指摘している。韓国政府は竹島問題について「歴史的にも国際法上も韓国固有の領土であるため、日韓間に領土・領有権問題は存在しない」との立場を示している。中央日報も「レーダー照射問題や過去の歴史問題などで日韓の対立が深まっている状況で、米国が日本寄りの立場を示したのではないか」と伝えた。ただ、これについて韓国政府当局者は「米韓間の同盟には影響ない」と強調したという。
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