中国の児童人身売買、誘拐された子どもの一部は米国へ―米紙

Record China    2012年12月29日(土) 17時18分

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26日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「人身売買と養子、中国の児童誘拐問題」を掲載した。中国では年間1万人以上の子どもが誘拐されているが、その一部は人身売買の果てに米国にたどりつくという。写真は山東省の児童養護施設。

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2012年12月26日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「人身売買と養子、中国の児童誘拐問題」を掲載した。27日、環球時報が伝えた。

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先日、中国公安部は児童売買ネットワークを摘発し、89人の児童を救出したと報じた。この組織は中国内陸部から子どもたちを買い集め、3倍の値段をつけて裕福な沿海部で売りさばいていたという。中国政府の統計では児童誘拐の被害は年1万人。だがある専門家は実際の被害はもっと大きく、年7万人が誘拐されていると推測している。

誘拐され売買される子どもたち、彼らの一部がたどりつくのは米国だ。米国人の国際養子縁組のうち3分の1超は中国の子どもたち。2011年は2587人の孤児が米国人の養子となった。近年は規制が強化され数は減少しているが、最盛期の2005年には8000人近い数となった。

実は米国人が養子縁組している子どもの多くは誘拐された子どもたちだ。児童養護施設は子どもたちを“仕入れた”後、許可証や偽名などの条件を整えて米国相手に“販売”している。(翻訳・編集/KT)

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