2013年1月3日、シンガポール華字紙・聯合早報は、米国やカナダの空港で中国人旅行客が多額の現金を押収されるケースが増えていると報じた。

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米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2011年4月から2012年6月初めにかけ、トロント、バンクーバーの空港で中国人旅行客から押収された現金は1290万カナダドル（約11億4000万円）に達した。全押収額の59％に達する。ほとんどはその後、持ち主に返還されたという。

中国の大富豪たちはなんとかして資産を海外に持ち出そうとしているが、最もトラディショナルな手段がスーツケースに現金を詰めて持ち出すというもの。いまだにこうした形での「資金流出」が続いている。（翻訳・編集/KT）