2013年1月3日、ドイツ誌デア・シュピーゲルは、中国市場が成長することによって、ドイツ自動車メーカーが利益を得られるという南ドイツ新聞の分析を報道した。環球時報が伝えた。

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欧州での売上高が落ち込む中、中国市場の成長はドイツ自動車メーカーにとってますます重要になりつつある。ドイツ自動車工業連合会のデータによると、12年の欧州での自動車販売台数が1250万台に下がった一方、中国での自動車販売台数は1320万台に達した。

フォルクスワーゲン、BMW、ダイムラー等の主要メーカーは、全て中国に自社工場を所有している。中国における自動車生産台数は増加し続けると予測されており、今年初めて欧州を抜くとみられている。専門家の予測によると、13年には中国の自動車生産台数は1960万台に上り、対する欧州の生産台数は1830万台にとどまるとみられている。

欧州における自動車販売の低迷の主因として欧州債務危機による需要低下が挙げられる。欧州各国政府は今年自動車メーカーに更なる支援をすると専門家は予測。13―14年にかけて、南ヨーロッパの自動車産業は政府の支援を受けられるものの、高価な設備投資をおさえ、値下げ競争や燃料問題などを克服する必要がある。

昨年10月末、仏PSA・プジョーシトロエンの金融子会社は70億ユーロ（約8000億円）の政府担保を受け、再融資が承認された。多くの業界評論家は、国家の関与は市場の萎縮を遅らせ、阻止するために非常に重要だとする。ある報告によると、現在欧州の15工場が閉鎖の危機に瀕しているという。（翻訳・編集/中原）