“南方週末事件”ネットで炎上=メディア関係者は党宣伝部批判の集会を呼び掛け―広東省広州市

Record China    2013年1月7日(月) 10時4分

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7日午前10時(現地時間)ごろから、中国・広東省広州市にある南方週末新聞社の付近でマスメディア同業者により集会が呼び掛けられている。写真は南方週末新聞社の一部の記者たちがネットの応援に感謝の意を表すためにミニブログに掲載した写真。

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2013年1月7日午前10時(現地時間=以下同)ごろから、中国・広東省広州市にある南方週末新聞社の付近でマスメディア同業者により集会が呼び掛けられている。メディア関係者が報道機関を管理する党宣伝部門に公然と反旗を翻すのは極めて異例だ。

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集会には中国の知識界からも多くの応援が届いており、「努力しない限り中国マスメディアのあり方は延々と変わることができない。南方週末の記者らの行動に敬意を払う」と語る人も。

事の発端となったのは、「南方週末」が毎年新年号で改革への期待を表明する新年のあいさつ。2013年は「中国の夢、立憲政治の夢」と題した内容が掲載される予定だったが、広東省宣伝部長の鶴の一声で「我々は民族復興の偉大な夢に最も近づいた」との原稿に差し替えられたとネットで話題になった。

これに対し「南方週末」は6日午後9時20分ごろ、公式微博(中国版ツイッター)で声明文を発表し、記事の書き換えは同新聞社の責任者の判断だとし、ネット上の広東省宣伝部長の指示で差し替えられたとのうわさを否定した。

ところが7日未明、同紙現役記者らは中国版ツイッターで、宣伝部から圧力を受け、新聞社の責任者はうその声明文を発表したことを暴露した。さらに一部の記者はストライキの実行を宣言。同紙の記者らは5日にもネットで2度にわたって抗議声明を公開し、2012年の1年間で、書き換えや掲載見送りを命じられた記事が1034本にも達したことを明らかにしている。(編集/内山)

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