中国のスマートフォン大手、シャオミ（小米）初の折りたたみスマホ（試作機）が、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上でこのほど公表された。

同社の林斌（リン・ビン）社長の微博アカウントは23日、試作機を操作する林斌氏の動画を公開。試作機は両サイドが外側に折りたためるデザインで、シャオミの折りたたみスマホ第1号となるだけでなく、「世界にとっても初となるであろうダブル折りたたみスマホ」だそうだ。まずは試作機を消費者に見てもらい、好評なら量産化を検討する考え。試作機の名称として同アカウントは「シャオミ・デュアル・フレックス」「シャオミ・ミックス・フレックス」の2候補を挙げている。

参考消息網は25日付で「世界の大手メーカーが折りたたみスマホ市場で積極的に布陣を敷く中、シャオミが23日、試作機を公表」と報じ、「折りたたみスマホ市場には限りがあり、大規模生産の実現については未知数」「性能、パネル設計などさまざまな分野で全面的改良が必要となり、メーカーはコスト負担を強いられかねない」との問題はあるとしながらも、「大手各社が折りたたみスマホに意気揚々としている。19年は折りたたみスマホの『発展元年』になる見通し」と伝えた。（野谷）