2013年1月8日、香港の歌手ジャッキー・チュン（張学友）が、中国国営テレビの旧正月特番に出演しないことが明らかに。さまざまな理由が推測されている。鳳凰網が伝えた。

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国営テレビ・中央電視台（CCTV）が毎年、旧暦の大みそかに生放送するスペシャル番組「春節晩会」。中華圏のタレントが集結し、この番組に出ることがトップスターの証というバロメータ的な存在だ。つまり、芸能人なら誰もが憧れてやまない晴れの場である。

CCTVは今月6日、かねてから出演濃厚と目されていたジャッキー・チュンが出演しないことを正式に発表した。「パフォーマンス内容と形式について意思の疎通が図れなかった」ことを理由としている。ジャッキー側は、「いつか準備が整ったタイミングで、出演を実現させたい」とコメントしている。

ジャッキーの出演がなくなったことで、ネットユーザーの間ではさまざまな憶測が飛び出している。先月31日の大みそか特番でジャッキーに300万元（約4200万円）の出演料を支払った江蘇衛星テレビに対し、「CCTVがギャラをケチった」との見方も。最も多くささやかれているのは、「ジャッキーが口パクのパフォーマンスを拒否した」というもの。たぐいまれな美声と圧倒的な歌唱力で“歌神”と呼ばれる彼だけに、アーティストに口パクを強要する番組のやり方は、プライドが許さなかったのだろうとしている。（翻訳・編集/Mathilda）