「中国人は中国語をしゃべるな」米有名大学で差別か―中国メディア

Record China    2019年1月28日(月) 22時40分

拡大

27日、中国メディア・環球網は、米デューク大学の女性助教授が学生に対して「中国人学生は学内で中国語を話すな」と要求するメールを送り付けたと報じた。資料写真。

2019年1月27日、中国メディア・環球網は、米デューク大学の女性助教授が学生に対して「中国人学生は学内で中国語を話すな」と要求するメールを送り付けていたと報じた。

記事によると、同大学の生物統計学部の女性助教授が25日、学部の学生全員宛てに電子メールを送信。そこには「学校の教職員2人がそれぞれ『学校内で中国人学生が中国語を非常に大きな声で話している』『実習やプロジェクトの申請を拒否したいから学生の名前を知りたい』と言ってきた。この2人の職員は、『英語のレベルを高めるチャンスを捨てるばかりか、他人が分からない言葉でコミュニケーションをとっているのはとても失礼』と失望している」と書かれていたという。

さらに、この助教授はメールの中で「今回の件を戒めとし、ここで中国語を話せば思いがけない結果を引き起こしかねないと心得よ。米国で非母語を学ぶのは大変かもしれないが、それでもわれわれは100%英語を用いることを奨励する」とした。

記事は、このメールを受け取った中国人留学生からは「確かに一理ある」との意見が出る一方で、その大部分からは「明らかな人種差別である」との非難の声が出たと紹介。また、同助教授は昨年2月にも「母語が英語でない学生は学校内で英語を話すこと」とするメールを送っていたとも伝えている。

記事によると、中国人留学生などから抗議の声が相次いだことを受け、同学部が所属する医学院の院長は学生に謝罪メールを送り、学部に対して全面的な調査と事態の究明を行うことを求めるとともに、助教授が自ら担当していたプロジェクトリーダーの職を辞したことを明らかにした。同院長はまた「デューク大学は学生のコミュニケーション言語を制限しないし、どの言語を用いても就職やキャリアアップに影響しない」としているという。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携