“離婚体験”で衝動的な夫婦を冷静に、役所の取り組みに数十組が踏みとどまる―安徽省蚌埠市

Record China    2013年1月12日(土) 13時16分

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10日、ラジオ放送「中国之声」の「央広新聞」によると、安徽省蚌埠市の民生部門が離婚を申し出た夫婦に“離婚体験”を勧めたところ、数十組の夫婦が離婚を取りやめたという。資料写真。

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2013年1月10日、ラジオ放送「中国之声」の「央広新聞」によると、安徽省蚌埠市の民生部門が離婚を申し出た夫婦に“離婚体験”を勧めたところ、数十組の夫婦が離婚を取りやめたという。中国広播ネットが伝えた。

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他愛もないことでケンカし、衝動的に離婚してしまう夫婦も少なくないだろう。そんな離婚を考える夫婦に対し同市は2012年末から、“離婚体験”と称し、冷静に考える時間を夫婦に勧めている。かたくなに離婚を求めない限りはこの方法を勧め、夫婦の同意のもと考える時間をつくる。この取り組みを開始してから、多くの夫婦がお互いの長所を思い出し、離婚を踏みとどまったという。

心理カウンセラーの徐(シュー)氏はこの取り組みに肯定的で、「衝動的に離婚を考えたことのある夫婦は多い。そうして離婚した多くの夫婦はすぐに後悔するが、メンツの問題で復縁に踏み出せない人が大多数だ。これにより子供や相手の家族に悪い影響を与えている。“離婚体験”は夫婦が法律の許す範囲内で問題を解決できる一種の手段である。民生部の取り組みは衝動的な離婚に良い影響を与える」と指摘した。

また、法律専門家の程(チョン)氏も“離婚体験”に賛成している。程氏は、「“離婚体験”は夫婦が問題を解決する手段の1つで、周りの人は、彼らの選択を尊重する必要があり、干渉や叱責をするべきではない」と述べた。(翻訳・編集/内山)

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