深夜の長距離列車から出火、代替列車も故障で動かず、乗客のネット中継で明らかに―中国メディア

Record China    2013年1月13日(日) 14時38分

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9日、河南省を通過中の長距離列車の車両から出火事故が発生した。列車は修理ののち出発したが、再び停止したため代替列車が出動。だが、その列車も故障して動かなくなった。写真は昨年末に開業したばかりの北京―広州間の高速鉄道。

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2013年1月9日、河南省信陽駅手前の地点で、通過中の長距離列車の車両から出火事故が発生した。同列車は信陽駅で修理点検後に出発したが、再び隣の駅で動かなくなった。さらに到着した代替列車も故障した。この一部始終を乗客たちがマイクロブログ・微博(ウェイボー)を使って中継する騒ぎとなった。11日付で武漢晨報が伝えた。

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出火した列車は北京発武漢行きのD2031号列車。故障して動かなくなった代替列車はG525号列車。詳しい状況は乗客によりマイクロブログで次々とネット中継されていった。

9日午後9時ごろ(現地時間)、D2031号列車は信陽駅手前の小さな駅で緊急停車。同9時43分、マイクロブログから第一報が放たれた。「友達のみんな、今夜武漢に帰れそうにないよ。列車の屋根から火が出たみたいだ!煙も充満している。救助を待ってるところ!」。同列車は1時間以上かけて故障個所を修理し出発したが、隣の信陽東駅で再び出火。同10時39分、「D2031号列車の6号車の屋根から火花が激しく散ってる!雷みたいな音もしてる。ほんとなら今頃武漢に着いてるはずなのに」というつぶやきがなされた。

乗客たちは全員列車から降りて、寒いホームで乗務員の説明を待った。しばらくすると「代替列車を用意するため、しばらくお待ちください」とのアナウンスが。翌午前0時13分、「鉄道部が用意してくれた代替列車は駅のホームに進入するなり壊れてしまった。誰か解決してくれ!」。代替列車のG525号列車はそこで修理されることになったが、ホームで凍えている乗客たちは放置されたまま。駅側が熱い飲み物や毛布を提供することもなかったという。午前1時過ぎ、代替列車は武漢駅に到着した。

この事故について同紙記者が関係各所に問い合わせたところ、いずれも「わからない」「管轄外だ」と回答。武漢鉄道局の担当者も「事故のことは知らない。D2031とG525の両列車についても、どこの管轄なのか調べないと分からない」との返事だった。(翻訳・編集/本郷)

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