2019年1月31日、中国メディアの海外網は、中国には高品質のものは作れないとの見方に対する海外ネットユーザーの反論を紹介した。

記事は、米国のQ＆Aサイト「Quora」で、「なぜ中国には高品質の製品を製造する能力がないのか？」との質問が出され、長期にわたって多くの海外ネットユーザーから注目を浴びていると紹介。「この質問に対する海外ネットユーザーの回答は、おおむねポジティブなものだ」と伝えている。

記事が例として挙げた米国人ネットユーザーは、「世界で最も安いものからハイテクを含む製品まで、中国製は何でもある。しかも、中国人は米国のメーカーと比べてより良く、より速く製造し、適応能力が高く、しかも安い」との見方を示した。

このネットユーザーは、中国製品が誤解される原因は2つあるとし、「1つは優秀な製品の所有者が中国製である事実を隠すため。一部の企業は『カリフォルニア設計』とのラベルは付けるが、『メード・イン・チャイナ』のラベルは付けない。このため、素晴らしい製品が実は中国製であることを多くの人は知らず、中国製は安いということしか知らない」と論じている。

もう1つは「優秀な製品の多くが輸出されておらず、中国の地方都市が市場となっている」ことだといい、「そのため中国のトップレベルの企業は国内市場を優先している。最近になってようやく、これらの企業が海外市場に目を向けるようになった」との見方を示した。

また、記事は中国でビジネスの経験があるというドイツ人ネットユーザーも中国製品を高く評価しているとし、同ユーザーが「中国での仕事の経験から学んだことは、『メード・イン・チャイナ』の商品を買いたいと思ったら、一番良いのは中国で買うということ。中国で買う『メード・イン・チャイナ』は、自国で買うものよりずっといい」と述べたことを紹介した。

さらに別の海外ネットユーザーは、「われわれの買う安い中国製品の多くが今の状況なのは、われわれのニーズによるもの。より良い製品を買いたければ、値段の高い中国製を買えばいいというだけのことだ」と語ったという。

この他、中国で起業経験があるという米国人ネットユーザーは、「中国が製造する製品の品質は十分高い。『中国には高品質の製品を作る能力がない』と考える人は、実際には大部分の製品に中国製品が使用されていることに気づいていない。高級化粧品も家の中のキャンドルも、すべて中国製だ。これらの製品は高品質だ」と語ったという。（翻訳・編集/山中）