「東アジア文化都市2019豊島」開幕―東京・池袋

Record China    2019年2月3日(日) 9時50分

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東アジア文化都市2019豊島の開幕式典が1日、東京芸術劇場(池袋)で行われた。

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東アジア文化都市2019豊島の開幕式典が1日、東京芸術劇場(池袋)で行われた。

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「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日本・中国・韓国の3カ国で文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において、現代の芸術文化や伝統文化、多彩な生活文化に関連するさまざまな文化芸術イベント等を実施するというもの。14年から毎年開催されてきた。

昨年8月のハルビン会議で、中国の西安市、韓国の仁川広域市、そして日本の豊島区が2019東アジア文化都市に選定され、この1年間、それぞれの都市の文化的特徴を生かし、さまざまな催しが行われる。

開幕式典には、各国の来賓や関係者をはじめ、パフォーマー、多くの区民が参加。式典会場となった東京芸術劇場のコンサートホールは、外の寒さとは裏腹に熱気に包まれた。

式典はまず、豊島区内の小学生で構成された合唱団による「わたしは未来」という合唱で幕を開けた。この歌は、2019東アジア文化都市のために作られたオリジナルソングで、特別に各国語で披露された。

続いて、ステージ上に金屏風が登場。奏上を豊島区名誉区民・重要無形文化財狂言保持者(人間国宝)である野村萬氏が厳かに読み上げた。

このあと、主催者並びに各国の代表が挨拶に立った。

中国・西安市の徐明非副市長が「文化は交流によって多彩になり、文明は互いに磨き合うことによって豊かになる。3都市が手を携えて、アジアのため、そして世界のために忘れることのできない素晴らしい東アジア文化都市を作り上げたい」と抱負を述べると、韓国・仁川広域市の朴俊夏副市長は「この1年間を通じて各都市の多様な文化芸術を楽しめることは、3都市が共に文化芸術都市として発展できる良い機会だと思う」と未来の可能性に胸を高鳴らせた。

開幕宣言が行われたあと、各国による祝賀パフォーマンスが披露された。

はじめに韓国・仁川広域市から仁川市立舞踊団が華やかな舞を披露すると、続いて中国・西安市から易佳林氏による尺八の独奏と西安交響楽団の演奏に合わせて楊一氏が王維の唐詩「過香積寺」を吟じた。

最後に、日本・豊島区からアニメ音楽オーケストラ「アニケストラ」と共にスペシャルゲストとしてアニメソングの帝王、水木一郎氏が登場。マジンガーZやデビルマンなど不朽の名作アニメソングを熱唱。いまや漫画、アニメの聖地として世界に注目を浴びている豊島区を象徴するパフォーマンスとなった。

東アジア文化都市2019豊島実行委員長を務める高野之夫豊島区長は、東アジア文化都市の開幕に際し、「このまちが持つ力のすべてを集結することで、これまでに見たことのない、そしてこれからのモデルとなるような『東アジア文化都市』にしていきたい。国際アート・カルチャー都市豊島区らしく、今回のテーマでもある『はらはら、どきどき、文化がいっぱい』を大いにご堪能いただきたい」と述べた。

今後、3月には西安市で、4月には仁川広域市でそれぞれ開幕式典が行われる。(編集部)

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