ファーウェイを排除した先に待つのは災難か?―英メディア

Record China    2019年2月15日(金) 6時50分

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12日、米華字メディアの多維新聞は、ファーウェイの設備の使用を続けるかについての英国政府の決断に、通信事業者の注目が集まっているとする記事を掲載した。写真はファーウェイ広告

2019年2月12日、米華字メディアの多維新聞は、英BBC中国語版の記事を引用し、通信ネットワークにファーウェイの設備の使用を続けるかについての英国政府の決断に、通信事業者の注目が集まっているとする記事を掲載した。

記事は、英BBC中国語版の2月8日付の報道を引用。英国政府は3月末から4月初めの予定で、国内通信網のサプライチェーンの安全性と適応性を確保するための審査を行うという。記事は「審査を取りまとめる英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省は、ファーウェイの設備だけを審査するのではないと述べているが、通信事業者はファーウェイの設備が5G移動通信システムに及ぼす作用だけに注目している。そして、通信事業者が最も恐れるのは、政治家たちが安全への脅威を心配することで、彼らが選択できるサプライヤーの数が減ってしまうことだ」とした。

記事によると、英国の主要な通信事業者は、今年末の5Gネットワークの実用化に向けて準備をしており、ファーウェイ設備の使用を前提に計画を立ててきたという。通信事業者がファーウェイ設備の使用を希望するのは、製品の質の良さと値段の安さ、そして、ファーウェイ自体がノキアエリクソンなどの競合するサプライヤーと比べて、圧倒的な人数の研究開発エンジニアを抱えているためだという。

さらに記事は、5Gネットワークは4Gをアップグレードしたもので、ファーウェイの4G設備がすでに各地にあるため、もし「サプライチェーン審査」でファーウェイの5G技術が全面禁止されれば、「余波は深刻なものになる」と伝えている。通信事業者からは「今、設備交換の計画を議論しているが、全ての通信事業者が5Gネットワークの実用化を延期しなければならなくなり、費用も大幅にかかる」「全てのファーウェイの4Gセットを交換し、違うサプライヤーの設備を購入する前に、5Gネットワークの設備として問題なく使用できるかのテストをするのに、12カ月から18カ月かかる」といった声が出ているとも紹介した。

最後に記事は、「英国を世界の通信分野のリーダーにするという通信事業者たちの目標は、ファーウェイを排除したら、実現が難しくなるだろう」と述べている。(翻訳・編集/原)

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