Record China 2020年5月10日(日) 20時40分
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中国では新型コロナウイルスの流行により、「食卓革命」が推進されているという。写真は中華料理。
2020年5月7日、中国メディアの中国網は、新型コロナウイルス感染症の流行により、中国では長年の伝統である、人々がテーブルを囲んで自分の箸で料理を取るという習慣を変えようと「食卓革命」を推進していると英紙ガーディアンが紹介したと報じた。
記事は「人々に取り箸と取りスプーンを使って料理を分けるよう説得するために、中国の関連部門が大々的なキャンペーンを開始した」と紹介した。取り箸を使って料理を分ける習慣は日本や韓国、その他アジア諸国でよく見られるが、中国では取り箸は高級レストランを除いてあまり見られない。家での家族や友人との食事でもあまり使われないという。
英ガーディアン紙は中国のこのようなキャンペーンを「困難な任務」と表現し、その理由として「2002年から2003年にかけてSARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際も同様の措置を取ったが効果はあまりなかった。なぜなら自らの箸で食べ物を分け合うことは中国人の社会生活の重要な部分であり、親密さの象徴でもあるからだ」と説明した。
また、「箸はすごい」の著者で米ローワン大学教授のエドワード・ワン氏は、「人々の習慣は政府の政策よりも影響力が大きい。しかし今回の新型コロナウイルス感染症や政府の政策によって動機づけられるものもある。例え自らの箸で食べ物を分け合わなくても親密であるという考えに少しずつ慣れていくだろう」と述べた。(翻訳・編集/陳)
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