中国人富裕層に人気だったオーストラリア、今年は大きく後退か―胡潤研究院

Record China    2013年1月21日(月) 7時59分

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17日、中国の富豪ランキングなどを発表している胡潤研究院は、7年前には中国人富裕層の観光目的地1位だったオーストラリアの人気が、今年は欧米諸国に抜かれ、昨年の3位からも大きく後退するだろうと予測している。写真は上海で行われたオーストラリア観光PR。

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2013年1月17日、オーストラリアのニュースサイト「オーストラリアン・ニュー・エクスプレス・デイリー」によると、中国の富豪ランキングなどを発表している胡潤研究院は、7年前には中国人富裕層の観光目的地1位だったオーストラリアの人気が、今年は欧米諸国に抜かれ、昨年の3位からも大きく後退するだろうと予測した。環球時報(電子版)が伝えた。

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昨年のデータによると、オーストラリアを訪れた中国人観光客は年間62万人を超えている。同国観光局のスポークスマンは「中国は我々にとって成長の最も早い観光市場で、我が国を訪問する外国人としては、最近英国を超えて2番目に多い国となった。中国人観光客は過去数年、毎年20%以上のペースで増加している」と話した。こうした観光客の大部分は中国の中産階級で、過去1年間のオーストラリアでの消費金額は40億元(約560億円)を超えているという。

しかし、胡潤研究院が15日に発表した「2013年中国高級ブランド傾向報告(Hurun Report Chinese Luxury Consumer Survey 2013)」では、13年の中国人富裕層からみた観光目的地としてのオーストラリアの人気は、昨年の3位から大きく後退し、フランス、米国シンガポールスイス、英国、イタリアに次ぐ7番目になると予測している。

胡潤研究院の創始者であるルパート・フーゲワーフ氏は人気後退を予測した理由として、「多くの中国人富裕層はすでにオーストラリアに行ったことがあり、別の新たな場所を観光したいと考えるようになっている」と分析。さらに、中国人富裕層に最も人気のあるフランスはワインという人気商品を擁しているが、オーストラリアは高級品のショッピングに関しても魅力に欠けていることを挙げている。(翻訳・編集/HA)

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