<サッカー>韓国代表が日本代表より幸運なこと、不幸なこと―中国メディア

Record China    2019年2月7日(木) 17時0分

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中国メディア・南方都市報は7日、カタールの初優勝で幕を閉じたサッカーのアジアカップを総括する記事を掲載。その中で、日本と韓国についても論じた。写真はアジアカップ。

中国メディア・南方都市報は7日、カタールの初優勝で幕を閉じたサッカーアジアカップを総括する記事を掲載。その中で、日本と韓国についても論じた。

記事はまず、準優勝の日本について「完ぺきではないものに美しさを求める日本らしい」と評し、「過去4回決勝にコマを進めた際はいずれも優勝を手にした。準決勝でアジアナンバーワンと言われるイランに3—0で圧勝し、優勝への最後の難関を突破したかに見えた。しかし、決勝では自らが第二のイランになってしまった」とした。

そして、「決勝戦のスターティングメンバーが最強の布陣でなかったことは疑いようがない」と指摘。遠藤航や森保監督のまな弟子・青山敏弘をけがで欠いていたほか、塩谷司が招集されたのも、三竿健斗と守田英正が相次いで故障したことによるとし、「決勝では急造の柴崎岳と塩谷のボランチコンビが相手の攻撃を防ぎきれず、日本はリズムを大きく崩された」とした。

さらに、森保監督が「相手の方が実力が上だった」と語ったことに触れ、「攻撃では相手を突破できず、守備ではカウンターを防ぎきれない。現在の日本代表はまさに、平凡な個人の能力をそのまま映し出したようなもの」と論じた。

一方で、「優勝を逃しはしたが、今夏の南米選手権に新たな陣容で臨めることは、やはり中国のサポーターにとってはうらやましいものだ」とも。「問題は、誰が選ばれるのか。ロシアワールドカップ(W杯)ではトータルフットボールで世界を震撼させた。アジアカップに出場した南野拓実や堂安律にしても、うわさの中島翔哉や久保建英にしても、本田圭佑香川真司ほどの力はまだ備わっていない」と論じた。

続いて、韓国については「未来を考える時が来た」と指摘。ベスト8止まりという結果は「彼らの実力を客観的に表している」と評した。エースのソン・フンミンについては、「1ゴール1アシストを記録したがそれだけだった。『アジアの王』『ソンナルド(※クリスティアーノ・ロナウドをもじって)』はノースロンドン(※ソンが所属するトッテナムの所在地)の伝説にすぎなかった」と手厳しい。

記事は、ク・ジャチョルやキ・ソンヨンといった韓国代表の主力がアジアカップ後に代表引退を表明したことに触れ、「ファン・ヒチャンやイ・スンウらの現在の実力とパフォーマンスを見ると、ソン・フンミンが心細さを感じるのは想像に難くない」とした。また、現在、韓国で最も評価の高いミッドフィルダーであるイ・ジェソンや、中国スーパーリーグに参戦する期待の若手キム・ミンジェについても、「今のところ先輩たちのレベルには達していない」と指摘。「境遇が似ている日本と比べ、幸運なのは韓国にはソン・フンミンがいること。不幸なのはソン・フンミンしかいないこと」と指摘した。(翻訳・編集/北田

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