失恋男、自殺未遂のあげくに動物園に侵入、ダチョウの首を切り生き血をすする―広東省韶関市

Record China    2013年1月20日(日) 17時48分

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19日、失恋のショックで自殺を図った男。これに失敗すると、ナイフを持って動物園に侵入。ダチョウの首を切り裂いて、その生き血を吸いながら眠り込んでしまったという。写真は安徽省の動物園で飼育されているダチョウ。

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2013年1月19日、広州日報(電子版)によると、広東省韶関市で16日、失恋のショックで精神に異常をきたした男が自殺未遂を起こしたのち、刃物を持って動物園に侵入。ダチョウの首を切り裂いて生き血をすすり、そのまま眠り込むという事件が発生した。

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現地警官の話では、16日午後12時30分(現地時間)ごろ、短刀を持った男が高さ10m以上ある森林公園の塀の上から園内に飛び降りたとの通報があったという。ただちに現場に駆けつけたが、男は奥にある動物園に侵入した後だった。警官らが動物園をくまなく捜索したところ、ダチョウ園の柵のなかに男を発見。

目撃者によると、男は1羽のダチョウの首を切り裂き、その生き血を飲むとそのままダチョウの死体の上に横になって眠り込んだという。警官が血まみれの男に近づくと、その左手には深い傷があり、骨折もしている様子。男は抵抗することもなく、警官に連行されたが左手の出血がひどいため病院に搬送されて治療を受けた。

男は雲南省出身の27歳。娯楽施設の保安課副主任で、失恋が原因で自殺しようと思ったという。事件について男は「まったく覚えていない」と供述。医師は「心神耗弱による異常行動の可能性がある」と診断している。正常な精神状態での犯行であれば、警察は男の法的責任を追及するが、心神耗弱の場合は精神病院で治療を受ければ職場復帰が可能に。いずれにせよ、男は動物園側に対し、ダチョウ1羽分・約5000元(約7万2000円)の損害賠償を支払わねばならない。(翻訳・編集/本郷)

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