「日中両国の軍用機が尖閣上空に出現しないことを望む」=公明党・山口代表が中国に提言―中国メディア

Record China    2013年1月21日(月) 17時21分

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21日、公明党の山口那津男代表が、尖閣諸島付近で中国の公船や軍用機による領海侵犯が頻繁に行われていることについて、「日中両国の軍用機が尖閣上空に出現しないことを望む」と発言した。写真は2009年11月、中国人民解放軍空軍成立60周年記念の飛行演習。

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2013年1月21日、公明党山口那津男代表が、沖縄県・尖閣諸島付近で中国の公船や軍用機による領海侵犯が頻繁に行われていることについて、「日中両国の軍用機が尖閣上空に出現しないことを望む」と発言したことがわかった。これは同代表が22日より訪中することを受けて、香港の衛星TV局フェニックステレビの取材に応じた際の発言。中国新聞社が伝えた。

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安倍新政権発足後、与党党首が訪中するのは今回が初めて。その目的について、山口代表は「重要なのは問題の深刻化や不測の事態を防ぎ、緊張した情勢を緩和すること。日中双方の対話の窓口を求め、政治家同士が対話することもまた大切だ。今回の訪中が、両国関係改善の一歩を進める大局となることを望む」と話した。

今回、山口代表は安倍晋三首相の親書を携えており、習近平(シー・ジンピン)総書記への会見を通じて、日中首脳会談の再開へつなぐことを望んでいる。「このような環境を生み出すことが与党の重要な務め」とし、尖閣問題は再び棚上げして両国の首脳会談再開をすべきと主張した。

このところ、尖閣付近で中国の公船や軍用機による領海侵犯が頻繁に行われていることについては「非常に憂慮する」と述べている。不測の事態を避けるためにも、日中双方が海上安全の連絡体制においていち早く共通認識を持つことが必要で、「日中両国の軍用機が尖閣上空に出現しないことを望む」と中国側に提言した。

中国外交部はこの問題について、東シナ海における一部の空域で行われている軍用機の飛行は慣例的なものであると主張し、「日本がむやみに事態の緊張を招くことに対し、固く反対する」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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